味くんの家族再生支援日記

2015/01/30(金)21:40

真実をどう伝える・・・援助者のあり方・・

今日、宅配でジャパンマシニストの「おは」が届きました。これは少し前に私が原稿依頼されてたもの。 当月号のテーマが「男親と男の子」です。父と息子の関係についていろんな立場の方が執筆しています。私は女、男に限らず、シングルペアレントの抱えやすい葛藤の原因を社会病理としてみる事で、問題解決につなげるような視点、で文章を書きました。 悪者探しをしない、困難な状況と心理の弁別、多様な視点や多様な価値観の獲得、理解しあえる仲間との対話と分かち合い・・など私の援助実践を簡単な言葉で解説してみました。ほんの三ページ半というタイトなスペースだから、私の伝えたい事を如何にコンパクトに伝わりやすいものにするか・・・ 「ダメ親でも非常識でも、それが私と居直って。どうせ、わかってくれない世間は困った時には助けてもくれませんから。わかりあえる仲間はいい事も悪い事も分かち合えるから、いざと言う時には心強いもの。そんな人たちの中で親も子どももみんなが育ちあう。法律や制度、常識からは遠いけれど、それがほんとの家族かも・・・大丈夫一人じゃないから・・・」という文で締めくくらせて頂きました。 宅配の後、お電話があって某行政関係から支援要請の問い合わせでした。聴いてみれば、以前例の冤罪セクハラ裁判以降、私から離れて行かれた方でした。当時離れて行かれたのはとても残念でしたが、離れる理由もそれなりに興味深いものがありますし、それなりに力もある方ですから、再び元気になられて、いいお仕事をしてほしいもの。 その方の体験や事実についてその方自身が向き合い、惑わされたり巻き込まれたりもせず真実に従って自信を持って生きる力を獲得してほしいもの。そのお手伝いができれば、と支援要請について前向きにお返事させて頂きました。 そう言えば、少し以前も、ずっと以前スタッフをされてた方が、当時の状況に関する書類がほしいとの事で久々に訪ねて来られました。その方のお話しするに、その方もあやうく巻き込まれそうだったけれど、問題を起こされた方の不適切な対応に疑問を感じたとの事で、巻き込まれる事はなかったと、語ってくださいました。 対人援助を業務として行うとき、それがプロであれアマであれ、有償であれ無償であれ、社会的な責任が生じます。下手な感情論や正義感、同情や哀れみなどで、関わると、とたんに巻き込まれ、事態を悪化させ、多くの人を傷つけたり困らせたりする事になってしまいます。 自分がどういう感情や考えに基づいて判断しているのか行動しているのか、常に自己洞察を怠らず、自身を客観視する力も不可欠ですし、疑問ができたら、仲間と語り合う検討会のような場も必要、時には第三者的な立場の専門家の助言を求める、なども必要です。 こういう事が当時のスタッフ全員ができてたら、妄想に憤る必要もないだろうし、無益な提訴も不要、冤罪をねつ造する必要も無いし、多くの当事者が困るような状況にもせずに済んだものを・・と、スタッフの受け入れ・信頼構築に対する厳しさが不十分だった私に対して反省・・・です。 多くの方にメッセージを届けるために、ブログに納得してくださったら、 ワンクリックお願いします♫   にほんブログ村

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