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昨夜の女と男のワークも、いつもながらにこじんまりと、濃密な対話となりました。テーマは「不安」。私たちには不安と言う心理状況があって、これは動物の自己保存のメカニズムに由来するんだろうけれど、動物とちがって、人は不安の対象が「刺激と反応」のメカニズムを越えて、「刺激・認知・反応」という大脳の情報処理にも由来してます。だから、妄想や虚構に対しても不安を覚えます。幽霊怖いと言うのはその典型。
幽霊怖い、ということの意味については皆さん理解するけれど、一件事実かのように思い込んでいる事象に関しても不安の対象にしてしまいます。ここがややこしい。この思い込みに対する不安は根拠あるものに対する不安だと思ってるから、幽霊怖いのような、ものではない、との理解です。 インフルエンザになったら大変だ、受験に失敗したら大変だ、子どもが学校に行かなくなったどうしよう、給料がふえないどうしよう、いろいろと不安のネタはつきませんが、どうしてこれらの事が不安になるのか、その事についてはみなさん考えません。 今年はインフルで一儲け・・マスクメーカー、製薬会社・・・受験で失敗する人もいるから仕事になる・・・・塾・大学・・ 給料増えないのは会社の懐が増えてるだけなんだけどそこをつかれちゃ困るしねえ・・経営者・・・etc 物事にはすべて裏があって、世間の不安をあおって、お金を稼いだり、人心をコントロールする事で利益を得ている人たちがいます。その裏を知ってると、不安になるのがバカバカしいけれど、裏を知らない人にはその不安が根拠ある正当なものと思えるようです。 結局、不安は自分の認知(思い込み)から来ていて、状況の問題では無いけれど、あたかも状況の問題と思い込まされてる人はいつまでも不安の中で行きて行くしかありません。不安と言う心のオリに閉じ込められていると言ってもいいのかもしれません。 そんなオリからでて、自由に考えればいいんだけれど・・・それに気づかせてくれる場が無いんですよねえ、そこが問題ですが・・。 昨夜の参加者・・女も男も・・私以外離婚経験者だったり、離婚経過中だったり・・けれど、その事自体は不安材料ではなく、みなさん自由に暮らしていらして、私も少しうれしくなりました。 家族が解体、再構築する際の変化の渦中にある時はたぶん誰もが不安になるのだろうけれど、未来の道筋やその先の幸せな生活のモデルがあれば、不安も少なくてすむでしょう。当事者の語りはそう言う意味があるんよねって・・昨夜も実感した次第・・ほんと当事者の語りは有り難いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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