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今日は朝からランニング・・いつもの疏水コースを走ったけれど、なぜか今日は体も比較的軽くスピードも上がったので半年ぶりくらいで14キロほど走りました。
私はランニング中にもデジカメと携帯電話はウエストポーチにいれてますが、今日は何人かの方がしんどくなったとかで聞いてくれってことで、ランニングの休憩も兼ねて、野外電話相談を何件かさせていただきました。 幸い、今日はカウンセリングとかの予約もなかったので、時間を気にする必要もなく、木陰に座ってお話を聞かせていただきました。その何人かの方、不思議とみなさん、夫のモラハラやらDVやらでコントロールを受け、しんどくなってしまった人たち。 生育の問題も絡みますが、生育の中でコントロールを受けて育った人、特に女性はコントロールを自然に受け入れる行動様式を身につけていますから、必然的にコントローラーの男性と相性が良くなり結婚ということになります。 コントローラーの男性もたくさん問題を抱えているのですが、機嫌良くいうことを聞いてくれる女性と出会うと、自分の問題が見えなくなり愛する家族ができたかのように勘違いをしてしまいます(実は共依存という関係なんだけれど)。コントロールするされる関係でしばらくはとてもいい時期を過ごすようですが、嫁姑問題の発生やら、出産を機に、夫婦関係だけから他者の加わる三角、あるいは四角の関係が生じます。夫の言うことを黙って聞こうにも、姑の言い分と違うとか、こどもが言うことを聞かない、とかで、にっちもさっちも行かなくなります。 夫は妻をコントロールすることでしか自分を保てない人だから、自ら問題を解決して妻を楽にするという思考回路を持ち合わせていません。フリーズした妻に腹を立て、さらに怒りをぶつけてコントロールを強めるという結果にしかなりません。結果DVやモラハラに至ります。もちろん悪意はありません。悪意がないどころか、本人は愛情とか善意だと思い込んでコントロールしてますから、共依存の典型的な問題行動であることには思い至りません。 やがて暴力的にコントロールされ続けて自己肯定感のかけらもなくなり、自己否定的な思いにとらわれると、自分の感情すら受け入れられなくて、怖いとか不安とか悲しいとかいう自分の気持ちすら受け入れられず、そんな自分を責めてしまうことになってしまいます。唯一夫の優しい言葉にすがるしかなくなるわけですが、エスカレートしてくるとその優しい言葉もなくなり、自分の存在すべてが無駄に思えてしまいます。どうやって消えるか、そのことだけを考えることになってしまいます。 こんな女性をとりあえず、夫から離して、安全を確保すること「あなたは悪くない」と伝えること、これは大切なこと。けれど、妻にしてみれば一方的に家を出たとか保護命令を申し立てた、ということの後ろめたさを感じるのは当然で、やはり、自分の判断は誤りだったのではないかとまた夫にすがろうとする心理になるのも当たり前。 ここなんですよねえ・・・ここで被害者支援は「あなたは悪くない、夫が全部悪い、DV男がどんだけ危険か、そんな男に騙されてたのよ、だからもう大丈夫、いろんな人があなたを守ってくれるから、すべて任せたらうまくいきますよ、今はただゆっくり休んでね。何も心配いらないから。絶対に夫につながったらダメ、あなただけでなくみんなを危険にさらすことになるからね・・・etc」 と、何人もの人に優しく言われたら、もともとコントロールを受けやすい女性だから、すぐにコントロールされてしまいます。夫の暴力的なコントロールから逃れて被害者支援の巧妙なコントロールに従うことになります。自己決定する力や自己責任能力が乏しく、夫にコントロールされていたことが問題だったのだけれど、そのことに対する説明も支援もありません。離婚したら問題解決と信じ込まされて、保護命令申し立て、弁護士受任、離婚調停、とお金のむしり合いの戦いに巻き込まれてしまいます。 幸いかどうかわからないけれど、私のところにつながってこられた方に私は「あなたは悪くないし誰も悪くない、悪いのは相性とか関係とか、法律やら制度やら、いろいろ悪いところがあるよね」とDVやモラハラなどの発生するメカニズムを丁寧に説明もするし、コントロールを受けて辛い気持ちも受け止めます。その上で、本人がどうしたいのかその判断は尊重しながらも、自己決定できる力をつけるために、カウンセリングやグループワーク、必要があればシェルターなども利用して、その方の回復を目指します。 その回復の結果、再同居だったり、離婚調停申し立て、保護命令の申し立て、別居の維持、などいろんな選択肢の中から本人が自己決定します。その決定をサポートするのも私の仕事。もちろん、相手のあることなので一方的な行動にはならないよう、相手方との対話の窓口は閉じませんし、対話があれば、相互の利益とくに子供の福祉を最優先にするようお互いに働きかけます。 そんな私の支援につながってくださった方たちも、いきなり回復するはずもなく、夫さんがこちらにつながってなければ、相変わらず夫さんのコントロールはあるわけで、そんな夫さんのコントロールに対して、自分がどうするか、シェルターに逃げ込むか、夫と対話を重ねるか、調停を立てるか・・・今日の電話相談された方たちもそれぞれの選択を歩まれてます。その上で、しんどくなった時ふと、私と対話して安心を得ることで、いっときの不安を抑えることができるようです。しばらく電話で話してると悲しかったり不安だったりしてた心も落ち着いてくるようで、私も安心です。下手な安定剤よりよほど安全で且つ有効です(笑) そんなこんなで、帰宅したのはお昼頃・・休憩たっぷりの・・心地よいランニングでした。 多くの方にメッセージを届けるために、ブログに納得してくださったら、 ワンクリックお願いします♫ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/07/03 11:40:02 PM
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