味くんの家族再生支援日記

2016/03/07(月)13:25

美味しい、楽しい、回復の力

昨夜は、メンズクッキングでした。全員で六名というアットホームな集まりでした。メニューは桜餅、玄米親子丼、さんまの蒲焼風、卯の花煮物、お味噌汁でした。 手の早い男達 作り始めて一時間で・・・定食が 人間は努力や忍耐によって能力が向上する、という考えも間違いではないと思うけれど、トラウマやPTSD、不安障害などの脳に刻まれたネガティブなプロクラムや損傷は、努力や忍耐では回復しないのではないかとも考える私。 回復には、安心や快感といった脳内の報酬系を活性化させる働きかけが有効と私は考えるけれど、そもそも安心や快感を体験したことがなくて、ネガティブなプログラムしかない人に対して、それを言葉で理解してもらうのはとても難しい。 そんな方には、五感を総動員させてもらって、身体感覚で安心や快感を感じてもらう方法は有効性もあるように思います。そういう意味で認知を修正するために、ネガティブな体験を強制させて減感作(慣れさせる)するより、同じ体験を他者との関わりで楽しみとか、快感、として体験してもらうことで、脳の中のプログラムを書き換える方が、回復のためにははるかに有効と思います。 小さな子供のころ失敗して痛い思いをしても、親元に帰って親に「痛かったね、よく頑張ったねー大丈夫だよー」と言ってもらえた子供と、「なんで失敗したの、ぼーっとしてたからでしょ、痛くなんかない、我慢しなさい」と言われた子供の中では、失敗することに対する、意味が大きく違ってプログラミングされます。「失敗は、勇気を称えられるチャンス」なのか「失敗は大切な人に傷つけられる、避けるべき出来事」なのか。 ネガティブなプログラミングをしても、失敗しないように頑張って、成功する人も少なくないでしょう。心の奥底では失敗を恐れ敗者になる不安を怒りで他者に転嫁していても。いわゆる社会的には成功していても、家族問題が起こってしまう人の多くはこういった問題があるように思います。 その家族問題は、さまざまな家族病理としてあわられるけれど、DVや虐待もその表れでしょう。そんな問題を抱えた当事者に対して、心の中のプロラムを書き換えるために私が行う方法のひとつに昨夜のメンズクッキングがあります。男性は他者のために料理したりホストしたり。女性は男性の手料理を楽しんだり、おしゃべりを楽しんだり。サービスを提供するのが女の美徳、サービスを受けて当たり前の男という役割意識を消去してもらいます。もちろん、それは楽しい、美味しいという分かち合いの中でのこと。義務とか努力とは無関係。 理屈を言えばそんなこむつかしいことになるけれど、実は楽しくておバカな料理教室です。女達のおしゃべりに負けることなく、男達も楽しく語ります。あるおじさんは・・・昔は失敗を恐れ、したいこともできなくなって、自分の人生を見失ってたけれど、一旦家族が解体することで、失敗を受け入れ、メンズセラピーと関わることで、失敗しても大丈夫、したいことをしようと思えるようになって、今は失敗すらもネタとして語れるくらいに自信もついたし、家族も新しい形で再構築できたと・・・とてもいいお話も聞かせていただきした。 デザートは桜餅 多くの方にメッセージを届けるために、ブログに納得してくださったら、 ワンクリックお願いします♫   にほんブログ村

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