今年で89回目を迎える競馬の祭典「日本ダービー」。
以前、運動会の回で一部紹介したソルティ・シュガーの「走れコータロー」の最初の歌詞を借りますと、
♪これから 始まる大レース
ひしめきあって いななくは
天下のサラブレット 4歳馬
今日はダービー めでたいな」♪
(池田謙吉 作詞 歌・ソルディ・シュガー「走れコウタロー」より)
1970年発売のこの歌は、今も「ウマ娘」のCMソングのカバーとしても使われています。
ちなみに歌手の中で、4歳馬となっている日本ダービーの出走資格は、今は満で言いますので、3歳馬になっています。
作詞の池田謙吉さんは、レコードの発売直後に亡くなっています。
日本ダービーは、正式名称を「東京優駿」と言い、副称が日本ダービーです。「日本中央競馬会」
(JRA)のG1(グレードワン)レースのひとつで、クラッシックや八大競争とも位置付けられ、歌詞のとおり、明け三歳で出場要件(皐月署5着以内や、トライアルレースの上位、賞金上位)を満たした馬、最大18頭だけが出走できる、国内最高峰のレースです。
(1着賞金は2億円で、有馬記念とジャパンカップにつぐ高額です。)
このレースは東京・府中の東京競馬場で、行われています。
走れコウタロー / ソルティー・シュガー (CD-R) VODL-30255
私の「日本ダービー」の思い出は、東京にいたころ、1度だけ、東京競馬場のダービーの指定席券が当たって、行こうとした時のことでした。
「今日はダービー めでたいな」の歌を歌いながら、電車で府中に行こうとした時、
急に、ものすごく体調が悪くなっりました。
「喘息」の発作が起きて。1m動くのも大変なぐらいになりました。
それでも、ダービーの指定席券を握りしめて、少し歩こうとしたのですが、とても無理でした。
100m歩くのに、30分以上かかって、結局、近くの病院まで行くのがやっとでした。
ドクターは、救急患者として点滴をしてくれました。
1時間以上も点滴をして、少し楽になりましたが、「命がけでダービー」に行くのは無理だとあきらめ、ダービーへの出場を断念しました。
残念な日本ダービーの記憶が残っています。
最後に、作詞をしてこれからというときに、20歳そこそこで急逝された池田謙吉さんの
ことを思いながら、レコード大賞新人賞を受賞した「走れコウタロー」の後半の部分を紹介します。
♪ところが奇跡か 神がかり
いならぶ名馬をごぼうぬき
いつしかトップに躍り出て
ついでに騎手まで 振り落とす
走れ走れ走れ コウタロー 本命 穴馬 かきわけて」♪
(池田謙吉 作詞 歌・ソルディ・シュガー「走れコウタロー」より)
今年はどの馬がどの騎手が、どんなパフォーマンスを見せるか楽しみですね。