カテゴリ:天然石、本物?偽物?染色?品質は?
今回はガーネットの種類について書こうと思います。
→ガーネット◆意味◆効果◆効能についてはこちら← ガーネットはちょっとややこしく…あんまり詳しく書くと、きっとほとんどの人は読む気もしないような文になってしまうので、掻い摘んで書きます(笑) ガーネット言えば赤ですが、実はいろんな色があります。 ざっくりおおげさに言うとブルー以外の色はすべてあるというくらい。 鉱物学的には現在までに14種類のガーネットが確認されているそうです。 化学組成によって様々な色合いのガーネットに分かれるんですね。 それを全部書くわけにはいかないので、よく見かける数種類を書くことにします。 【アルマンディンガーネット】 まずは王道と言うんでしょうか、ガーネットと言えばこの色!と代表的な色合いのガーネットがこのアルマンディンガーネット。 ガーネットと言えば割と安い宝石としてのイメージがあると思いますが、このアルマンディンガーネットはガーネットの中でも最も産出量が多いため、比較的たくさん安く出回っています。 私はピアスをよく買いますが、ガーネットのピアスはびっくりするくらい安いですね。 色合いを簡単に言うと黒っぽい赤。 宝石としての色合いはこちらがわかりやすいと思います。 (こちらは安くは無いですが、色合いのわかりやすさでチョイスしました)
ガーネットは私は何度も手にしたことがありますが、内側の輝きより表面の輝きに独特なものを感じます。 少し金属っぽい輝き方をします。 このアルマンディンガーネット、ビーズで比較するととてもわかりやすいのですが、透明度にもよりますが、小さいものは明るい色合いに見え、大きくなればなるほど黒っぽい色になります。 例えば4mm玉~8mm玉がこれ。
8mm玉にもなると薄暗いところではほぼブラックに見えるくらい濃い色になってしまいます。 ブラックでも表面の輝きはガーネット特有の金属的な輝きで美しいのですが。 そして光、とくに太陽光にあてると綺麗な赤に輝きます。 私的にはガーネットのブレスレットで一番いい大きさは6mm玉だと思っています。 それ以下だと細すぎて貧相に見えるし、それ以上だとちょっと黒すぎる…。
こちら、6mm玉で、ビーズとしては透明度が高く、とても品質が良いと思います。 うっすら紫がかっているので、ちょっとロードライトガーネットに近いかもしれません。 【パイロープガーネット】 調べたところ、ほとんどの色合いはアルマンディンガーネットとほぼ一緒で、見た目の色合いなどで素人がどちらかを判断するというのは難しいそうです。 そして、アルマンディンガーネットと同じような色合いのものは値段も同じく安いようです。 しかし、このパイロープガーネット、不純物の入り具合によって、明らかにアルマンディンガーネットとは違う色合いのものもあります。 その例がこちら。 明るい色合いのものは値段が高くなりますが、これはまだ安い方ですね。 【スペサルティンガーネット】 スペサルティンガーネットは明るいオレンジ色のガーネットです。 天然石ビーズとしては楽天では見つからなかったので、宝石レベルの石なんだと思います。 他のサイトではちらほら見れましたが、品質が酷いものや、さざれレベルに小さいものや、「これ本物じゃないでしょ」というような石ばかりでした。 色々商品を検索してみましたがこのスペサルティンガーネットが使われているアクセサリーはデザインが豪華な傾向があります。 お値段も凄いですね…。 【ロードライトガーネット】 少し石について知っている方は聞いたことがある名前だと思います。 ロードライトガーネットはアルマンディンガーネットとパイロープガーネットの中間の成分で構成された石で、紫がかった深いレッドです。 手に入りやすい範囲のガーネットの中では私的には一番美しいと思っています。 ロードライトガーネットはアルマンディンガーネットに比べて値段はちょっと高いです。 このロードライトガーネット、ビーズとしては品質の良いものを私は買ったことがあります。 手にした瞬間、どのくらい長い間見つめたか…。 品質の良いものは本当に時間がたつのも忘れるくらい見とれてしまいます。 例えばこんな感じの。 チョット高いのでは…と感じますが、7mm~7.5mm玉と大きめなのにこんなに透明度抜群で綺麗なのでビーズの品質としては結構な高品質と言えます。 値段もこれくらいしても不思議ではありません。 映りや品質にもよりますが、もう少し紫寄りの色合いのものが多いです。 【マラヤガーネット】 ロードライトガーネットがアルマンディンガーネットとパイロープガーネットの間なのに対し、マラヤガーネットはパイロープガーネットとスペサルティンガーネットの間、またはパイロープガーネットとスペサルティンガーネットとアルマンディンガーネットの間の成分で構成された石です。 成分によって色合いは様々で、ピンク、オレンジ、パープル、ブラウンなどがあります。 他のサイトではマラヤガーネットのビーズは見つかりましたが、値段が不明の物ばかりでしたし、(仕入れ専門で、会員にしか分からないなど。)ロードライトガーネットの色合いに似たものが多く、私はビーズレベルではロードライトガーネットの方が美しいと感じました。 マラヤガーネットにはカラーチェンジ効果のあるものもあります。 【ヘソナイトガーネット】 単純にオレンジ色のガーネットをそう呼ぶというわけでは無いようで、グロシュラーライト・ガーネットの中で帯黄檀色から赤褐色透明のものをヘソナイトと呼ぶそうです。 たぶんよくわからないと思いますが、その説明を書くと化学の世界になってしまうので…。 ヘソナイトは「オレンジガーネット」と呼ばれることもあり、見るからに「美しくない」と感じるような低品質のものは割と安く販売されてることもありますが、ある程度美しい品質のものは少し高めだと思います。
こちら8mm玉が一粒でこの値段ですからね。 ビーズとしては安いものでは無いですね。 そしてさらに宝石質ともなると…
もう、ちょっと…宝石の域になると私にはワケがわかりません…。 とにかくガーネットはややこしいです。 他にも色々ありますが、書ききれないのでこの辺にしときます(笑)
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Last updated
2021.06.24 06:31:54
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