相撲の痛み分けとはどういったルールなのか
みなさんこんにちは阿加井秀樹です。相撲とはハードな競技ですので、取り組みでケガをすることは少なくありません。取り組みでケガをしたことが判明したら行事によって取り組みが止められますが、そこで続行が不可能になることも考えられます。そういった場合は痛み分けが適用され、両力士に「△」という表記がされます。ちなみに、戦前は引き分けと区別をするために「×」で表記されていました。しかし、痛み分けというルールが決められているものの、痛み分けが起こることは非常にレアです。幕下力士の取り組みであれば稀に見られる痛み分けですが、幕内力士の取り組みで痛み分けになることはほとんどありません。また、痛み分けが見られないことには理由があります。これは片方の力士がケガをしたことで痛み分けとなりますが、両方の力士が同じ扱いになることは不公平でしょう。そのため、一般的にはケガをした力士が不戦敗となることが多いのです。しかし、痛み分けを完全に廃止にすることは出来ません。場合によっては両力士がケガや病気になって取り組みが出来なくなることもあり、こういった際に備えて痛み分けというルールを用意しておく必要があるのです。それでは、また。阿加井秀樹でした。