相撲に関係する仕事2
みなさん、こんにちは。阿加井秀樹です。今回も、前回に引き続き大相撲に関する仕事の紹介をしていきます。【床山】大相撲の床山とは、力士の結髪をする人のことです。髷にはちょん髷と、十両以上の関取のみに許される大銀杏の2種類があります。床山は義務教育を修了した満19歳までの男子で、理事会に適格と認められればなることができます。美容師や理容師の免許資格は不要ですが、3年間は養成期間です。床山の定員は50名で、それぞれ相撲部屋に所属しており、給料は月給制で基本給と各種手当が付きます。床山は力士のシンボルである髷を結うという重要な仕事です。同じ力士の髷をずっと結っていると、結い方の好みを覚えるなどして、力士との信頼関係が生まれていきます。【若者頭】若者頭は各相撲部屋に所属し、幕下以下の力士の指導や監督、番付発送など事務的な仕事もしています。また、一門同士の練習などでは他の部屋の幕下の指導もしています。生活面でも、未成年の力士の指導、けがや病気の対応など、稽古だけではなく、親方の目の届かない部分のサポートをして力士を一人前するために力を注いでいます。ほかにも、本場所の取組の進行係、表彰式の世話、懸賞金の係、土俵下の控え力士の管理など、さまざまな仕事をしています。若者頭の定員は8名で、相撲協会から給与が支払われています。様々な方がこの相撲業界を支えているのですね。力士だけでなく、他に着目していくとまた見えてくる世界が変わってきて楽しいですよ。それでは、また。阿加井秀樹でした。