力士にとって食事も稽古のひとつ
みなさんこんにちは阿加井秀樹です。どのようなアスリートも身体に気を遣っていますが、食事は特に身体に影響を与えるものです。そのため、アスリートは毎日の食事メニューを考えており、競技に合わせたものを食べています。これは力士にとっても同様のことで、力士には独自の食事があるのです。一般の方は朝昼晩の3食ですが、力士の食事は基本的に1日2食です。力士は朝食と昼食が一緒になっており、これを昼ちゃんこと呼びます。そして、夕食は夜ちゃんこと呼ばれており、昼ちゃんこは量が多く夜ちゃんこは少なめになることが一般的です。これは不規則な食生活のように思えますが、朝食をとらずに朝稽古をすることで体内の脂肪の燃焼を防ぐことが出来ます。力士とは身体を大きくすることも稽古のひとつですので、この食事のサイクルは力士には合っているのですさらに、部屋の力士が一斉に食事をするわけではありません。まずは親方、関取、講演会関係者などが先に食事をし、その給仕は幕下力士の仕事です。そして、幕下力士は給仕を終えると食事をすることが出来ます。また、一般の成人男性は1日に3500カロリーが目安となっていますが、力士は8000カロリーが目安です。それでは、また。阿加井秀樹でした。