生まれたときから親孝行「御嶽海」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。今回は西の大関御嶽海 久司についてご紹介していきます。出生はフィリピン、出身は長野県木曽郡、出羽海部屋所属の現役大相撲力士です。本名は大道 久司、四股名は御嶽海で四股名の由来は、地元木曽から見える御嶽山と出羽海部屋の「海」を合わせたものです。フィリピンではクリスマスの日限定で医療費が無料になる制度があり、1992年12月25日のクリスマスに日本人の父とフィリピン人の母との間に生まれた御嶽海は、生まれて早々に親孝行することになったのです。4歳のときに移住した、長野県木曽郡で自然に触れながら過ごしていた御嶽海ですが、小学1年生のときに出場した相撲大会がきっかけで相撲一筋の人生が始まりました。めきめきと成長していった御嶽海は、高校生のときには国体少年の部で3位となっています。実は当時、何度も相撲部屋を訪れており、そのたびに厳しいという面を恐れて大相撲入りは頭になかったというから驚きです。プロ入りを決定づけたのは11代出羽海親方の「出羽海部屋をきっと再興させたい」という強い説得でした。2015年2月に出羽海部屋へ入門し、2015年3月場所で初土俵を踏みました。厳しさを恐れてプロ入りを考えていなかった御嶽海が、西の大関まで昇進し、横綱目指して奮闘中の今、今後に期待が高まります。それではまた。阿加井秀樹