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テーマ:昭和50年代のこと(31)
カテゴリ:あやふやな記憶・昔話
私のアパートの隣の部屋には ちょっとおしゃれな広島県人が住んでいました。 昭和50年は広島カープが25年目にして初優勝した年です。 私の隣人は最終戦の頃にはとうとう広島まで応援に帰ってしまいました。 ちょっと彫りが深くていい男でした。 現在は高校の先生をしています。 彼の愛する音楽は荒井由美で ときどき大音量で彼女の音楽がかかっていました。 「あの日に帰りたい」が出たのもこの年です。 ちょっと上品で感傷的でおしゃれで 都会の音楽・・・そんな感じでした。 海の見えるレストランで食事をしたことなんか ありませんでした。 それでもドルフィンというお店を探しに行ったことはありました。 卒業写真はお茶の水界隈の歌だと信じていました。 中央高速を中央フリーウェイと歌うところが 荒井由美らしさだと感心したものです。 彼女はあの頃ユーミンではなく 松任谷由実でもなく 荒井由美でした。 私はまだ免許を持っていませんでした。 もちろん持っていませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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