林への要求が贅沢になっていく
私、頼まれごとをされたら相手が望むことのひとつ上をやってあげようと思ってる。まぁ、なかなか出来ないことも多いけど自分自身の信条としてそう思ってる。それを、プラスのイタズラと呼んでいる。相手を驚かせて困らせるのがマイナスのイタズラ。逆に、相手を驚かせて喜ばせるのがプラスのイタズラだ。用事を言いつけられたとき「よ~しプラスのイタズラして驚かしてやろう」と思うと積極的にやれるようになる。どうせやるなら、嫌々やるよりずっといい。ただ、問題がひとつある。ひとつ上のことをやってあげるとそれが既得権にされちゃうことだ。特に、女性…。ま、しょーがないか。笑そんな風に最初は驚いて喜んでたものが慣れると当たり前になりいつしかもっと上を要求するようになってしまう。ツリーランもそう。ず~~~っと昔初めて林に入ったのが蔵王のパラダイスだ。コースの間に挟まれた林。斜度はなかったけど深雪の感触とアップダウンのある地形が面白くていつも滑っていた。その後別な林を見つけた。菖蒲沼の林。急斜面でエリアも広く滑り応えがあった。菖蒲沼ばっかり滑るようになりそこが基準となるともうパラダイスの林は普通以下の存在になってしまった。あんなに楽しいと思っていたのに二度と行かなくなった。その後夏油がツリーランエリアをオープンさせた。ここはもっと広いし距離も長かった。ここが基準となり蔵王の菖蒲沼の林には行かなくなった。あぁ、どんどん基準値が上がり贅沢になっていく。笑ところで夏油には6つのツリーエリアがある。その中の3つはわざわざ分ける必要がない同じ林だ。エントリー箇所が3箇所もあるってことはそれだけエリアが広いってこと。ただし、上部に限って。この3つのエリアの出口がたった1ケ所なのだ。しかも一人がやっと滑れるような細い一本道。広いエリアが出口に向かってどんどん狭められていく。滑ってる人たち全員がそこに集まって来る。もう新雪どころではなく踏み固められてボコボコ。このボコボコゾーンが意外と長いのだ。ツリーエリアが出来た当初はそれでも満足だった。こんな広くて長いツリーエリアは他にはないと喜んでいた。しかし、何度も滑りそれが当たり前になってくるとだんだん我儘になる。せっかく気持ち良く滑って来ても下半分の固められたボコボコで興ざめしてしまうから嫌だ、とか。今シーズンはツリーエリアに以前ほど入らなかった。入っても、やはり下半分で興ざめして繰り返すことはあんまりなかった。で、今シーズン久しぶりに行った安比で新設されたツリーエリアを滑った。まず、雪質が違う。軽い♪斜度もそこそこある♪出口に誘導されることもない。どこからでも出れるから部分的に踏み固められることも少ない。ストレスフリーだ♪あ、まずい…安比の林が私にとっての標準となってしまう。夏油の林がつまらなく感じてしまう…。てか、こんなことを繰り返していたらいずれは行くとこがなくなっちゃうんじゃね?初心に戻って深雪滑れるだけでありがたいと思わねば。今さら無理だけど。笑贅沢すぎる…と思った人もいよいよBCだな、と思った人も大人しく整地滑ってろ! と思った人もクリックしてチョーダイませ。にほんブログ村スキーランキング