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カテゴリ:CMHヘリスキー
土日とも仕事だったので話題がない。ま、昔の話でも。
カナディアンロッキーの山の中。赤白ウェアが私。 たぶん私、SAJチックに見ると全然なってないんだろうけど 深雪や悪雪はそこそこ滑れるほうだと思う。 ま、技術がどうのじゃなくて、単に慣れてるってだけのこと。 深雪悪雪を滑るコツは、技術以前に慣れだから。 深雪滑れる技術を覚えてから深雪に入るんじゃなくて 深雪に入って慣れてくうちに技術を覚えるのだ。 私たち夫婦の場合、カナダのCMHへリスキーへ行くための練習として コース脇の深雪や悪雪に入り始めた。 ニョーボも散々そんなとこばっかり滑ってるうちに 慣れてきて今では平気な顔して滑れるようになった。 整地より、悪雪の滑りの方が安定しているほど(笑) CMHとは、約一週間ロッジに泊まって ヘリをリフト代わりに、毎日カナディアンロッキーの山の中を滑るツアーだ。 12年前に行ったそのCMHヘリスキー、滑る時はレベルごとに班分けされる。 レベルによって滑る斜面が違うのだ。 それに、レベルの低い人が上級グループに混ざってると グループ全体のペースが遅くなってしまい、他の上級者が迷惑するので グループ分けはキッチリと為される。 自信がないというニョーボは一番低いレベルの班を希望。 ニョーボと一緒に滑りたい私も、同じ班を希望した。 ところが二人とも、外人ばっかりのガンガングループに入れられてしまった。 私はまだイイ。すぐ深雪に慣れた。 ニョーボは、日本でみっちり練習したつもりでも その深雪の深さと、急な斜度と、距離の長さに四苦八苦していた。 「今、CMHに行ったら、もっと楽しめるだろうな」 と、今では言えるニョーボも、当時はまだまだ慣れが足りなかったみたいだ。 2日目、山の中でのランチの後、ガイドが見かねて言ってきた。 「ニョーボ、午後からは下のレベルの班に行きなさい」 ニョーボは納得顔だったけど、その後のガイドの言葉・・・ 「ドジボも」 「え? えぇ~!!」 なんで私まで? ガイドの言葉は絶対だ。高校部活の3年生の言葉より絶対だ。 しかし納得できない私は、ブーたれた態度でモタモタ準備を始めた。 体じゅうで不満を表して、モタモタ、モタモタ・・・。 と、ガイドが今度はそんな私を見かねたのか(笑)、何やら言ってきた。 もちろん英語で。 単語はひとつも聞き取れなかったけど、意味は分かった。 「ドジボは上級グループに残りたいか?」そんな感じだ。 口調と表情で分かった。 ってか、その時の私は何を言われても、そう聞こえただろう(笑) 「イエ~~ス」嘆願するような表情で答える。 すると、私の後ろで様子を見ていた上級グループの外人たちも 「ドジボは、エクセレント スキーヤーだよ」 「こっちのグループがいいよ」 などと言ってくれてる。 ガイド、苦笑いしながら・・・「OK!」 やった~! ニョーボには悪いけど、私はこっちに残りま~す。 ニョーボはもう、一人トボトボと下の班に向かって歩いてる。 その背中に向かって、我がグループの外人たち、1日半一緒だった仲間たちが 声を揃えて大合唱だ。 「せーの。ニョーボォー! Go for it !!」 嬉しいじゃないの。 ニョーボォ、頑張れよ~。みんなで手を振って見送った。 さてと・・・ それじゃみんな、遅いヤツもいなくなったことだし、ガンガン滑ろうか!!(笑) (いや、冗談ですよ、ニョーボ殿ぉ) 結局ニョーボも、ユックリ班に入って丁度良く楽しめたみたいで めでたし、めでたし。 今日の記事のポイントは、ドジボはエクセレントスキーヤーだって言われたところ。 気付いた人も、気付かなかった人も、どうでもいい人も・・・クリックしてチョーダイませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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