夏でもスキーを想う

2015/06/09(火)00:13

恩送り

日々のこと(606)

私の好きな動画を紹介したい。 その前に、ちょいとだけ昔のことを ちょいとだけ蒸し返す…。 震災の翌年のこと。 瓦礫の焼却処理が 被災地だけでは追い付かないので 他県にも協力を要請した。 これは、社会的な話題になったから みんなも覚えてるだろう。 ちなみに要請を出したのは 宮城県と岩手県。 放射能の被爆量の多い福島県は 当然要請を出していない。 多くの自治体が受け入れ表明をしてくれて 実際に受け入れてくれた。 でも、拒否をした自治体は それ以上に多かった。 宮城と岩手では 被爆したものを処理してくれという意味合いではなく 津波で出た瓦礫の処理をお願いするということだった。 ま、当時は 東北の瓦礫全てが放射能まみれだと思われても 仕方なかったけど。 そのため被災地では 瓦礫集積場で放射線量を測り 一部を実際に焼却してみて、灰の放射線量を測って 安全を確認してから運搬していた。 その灰の放射線量は 東京や神奈川で焼却されてる一般ごみや下水汚泥の 灰よりもずっと少ない値だ。 あ、東京は、いの一番に受け入れ表明をしてくれたけど。 そこまで放射線量確認をしても 九州だの関西だの そもそもそんな遠くに頼まないよって所が わざわざ拒否表明をする。 どっちが正しいとか 良いとか悪いとかの問題じゃなく 私たち被災県民の素直な気持ちとして とても悲しかった。 さて、ここからが本題だけど その当時、私たちが交わした会話だ。 「なんか瓦礫だけじゃなく、全てを拒否されてる気になるよね…」 「いいさ。いつか逆の立場になったとき…」 「そう、 逆の立場になったときは絶対受け入れてやらないぞ!」 「んだんだ、そのときに泣けばいいんだ」 「……」 「……」 「いや、違うよな」 「うん、違うな」 「被災した辛さが分かる俺達が受け入れてやらないでどうすんの」 「恩を受けた受けないって問題じゃないよな」 「真っ先に受け入れてやろうよ」 「そのときに、分かってくれればいいさ」 すんごい単純にいうと 困ってるときはお互い様ってことだ。 そして恩送り。 東京から受けた恩は 東京にしか返さないってんじゃなく 九州にも北海道にも、世界のどの国にも 送ろうってこと。 そすれば、み~んなが幸せになれる。 廻り廻ってまた自分に返ってくるしね。 ということで、私の好きな動画。 ちょっとクサイけど、気持ちが温かくなるよ。 優しい動画で心癒されたい人も 映画はハッピーエンドのしか見ない人も ←ドジボだ(笑) 涙活してる人も クリックしてチョーダイませ。 にほんブログ村

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