2018/05/29(火)07:33
床屋で哲学的に
いつもの床屋では
オーナーが髪を切ってくれる。
で、いろんな話をする。
世間話が多いんだけど
マーケティングとかの仕事の話もする。
意外と私たち真面目なのだ。
こないだも人生についての
哲学的な話になった。
「ドジボさん、人生最後の食事って
何が食べたいですか?」
「う~ん…難しいなぁ」
すんごく考えた。
しばらく考えた。
思い浮かんだものは、これだった。
「…カツ丼だな」
寿司とかステーキとか
もっと高くて旨いものがあるのに、なんで?
と自分でも不思議に思うけど
浮かんだのはカツ丼だった。
オーナーが言った。
「ドジボさん…」
「ん?」
「庶民ですねぇ」
「庶民だねぇ」(笑)
「ドジボさん、実は僕もカツ丼なんですよ」
「あはは。オーナーさぁ…」
「はい?」
「庶民だねぇ」
「庶民ですねぇ」(笑)
え?この会話のどこが哲学的なのかって?
最後の晩餐は
特別なメニューじゃなく
いつも食べてるものがいい。
それが自分の歩んできた人生の象徴だから。
人生を振り返り味わい
静かに目を閉じるのだ。
ね、哲学でしょ(笑)
深いなぁと思った人も
ドジボもオーナーも只者じゃないな、と思った人も
あほくさ…と思った人も
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