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カテゴリ:カヤック
やっぱり無理だった。
痛風を押してのシーカヤック。 前日になっても痛みの治まる気配はなく 泣く泣くキャンセルした。 私が申し込んでたのは ガイド付き、カヤックレンタル付きの 1日ツアー。 ところで スキーもそうだけど 何かスポーツを始めるときは まずスクールに入って体験するのがいい。 私が今回申し込んだのは 仙台のアースクエストって会社で 本格的な講習をしてくれるとこだ。 初心者はまず、丸1日の初級講習を受けなければならない。 そうしないとツアーへ連れてってくれない。 私はすでに初級講習を受けているから大丈夫なのだ。 一昨年、講習を受けた後 松島湾ツアーにも参加した。 観光遊覧船が行き交う合間を縫って 松島湾を悠々とクルーズするのだ。 遊覧船でしか巡れないと思っていた島々に 自分で漕いで行けちゃう。 不思議な感覚で、すんごく楽しかった。 最初に受ける初級講習では 漕ぎ方や止まり方 急旋回などの曲がり方などを教えてくれる。 その中でも一番大事なのが セルフレスキューの仕方だ。 艇がひっくり返った時に 自分ひとりで対処する方法ってこと。 ちなみに艇がひっくり返ることを、沈(ちん)と呼ぶ。 沈したときの練習なので まずは、わざと沈させる。 自分で艇ごとひっくり返るのだ。まじすか…。 沈したら最初は 腰に着けてるウオータースカートを外さなきゃならない。 ウオータースカートとは 座ってるコックピットの穴を塞ぐゴム製の蓋だ。 海の中に逆さになると ボコボコボコっていう水の音が聞こえてくる。 これ、テレビなんかで 人が溺れたときに聞こえる音だ…。 この音で、まず慌てる。 息を止めたまま 焦る気持ちを抑えて ウォータースカートを、よいしょ!と外す。 すると体がコックピットからスルリと抜け出る。 そのまま海面へと浮き上がって ひっくり返ってる艇の底にしがみ付く。 プハァ…、助かった。 自分で落ちておきながらも、ほっとする。 そしたら艇を元通りに どっこいしょとひっくり返す。 さて、ここからが本番。 這いつくばるようにして艇に上るのだ。 しかし、艇が不安定でグラグラ揺れるので なかなか難しい。 上がったと思ったら向こう側に落ちちゃったり 艇をまたひっくり返しちゃったり…。 ここが練習のしどころ。 これが出来ないままツアーに参加して 沖で沈しても 誰も助けてくれない。 絶対に出来るようにならないとダメなのだ。 なんとか上がったら 両足で艇を跨いで バランスを取りながら コックピットまで、にじり寄って行く。 そしてさらにバランスに気をつけて 座って無事終了。 あ、まだだった。 コックピットに入った水を ヒシャクでかき出して これでほんとに終了ってことになる。 沈したときに海中で抜け出すことなく 乗ったままクルンと回転して元に戻す ロールって技もあるんだけど ちょっと高度なのでまだ教えてもらえてない。 それはまぁ、おいおい。 と、こ~んな講習なのだ。 CMHヘリスキーで ビーコンの使い方を練習して 出来るようになるまでヘリに乗せない ってのと同じだな。 自然を相手にする遊びは リスクに対応できるスキルを身に付けとかないと 自分自身が危険になるのはもちろん 周りにも迷惑をかけてしまう。 そんな意味で ちゃんとした講習をしてくれるアースクエストは 信頼がおけるのだ。 初級講座といっても 波の少ない入り江でのレッスンのあと 午後からは沖のほうへと漕ぎ出すから ツアーの楽しみも味わえるよ。 あ、ちなみに 湖でやるカヤックと シーカヤックはちょっと違う。 艇自体が違うし 湖でのカヤックは シーカヤックほどシビアじゃない。 湖でのカヤック(カヌー)体験コースって あちこちでやってるけど 10分ぐらい浅瀬で練習すれば すぐ沖へ漕ぎ出せるから 気軽に参加してみて。 もちろん沈の練習なんかしないよ(笑) 湖ではのんびりカヤック。 海では、のんびりプラス 波を乗り越える アトラクション的な楽しみもある。 波を次々に乗り越えて進むのって コブ斜面を滑ってるような感覚だ。 夏はやっぱり 海や湖での遊びが一番。 スキーのことなんか想ってる場合じゃないよ。(おいっ!) 宮城のお勧めツアー会社 アースクエストは⇒ こちら。 そだよね、スキーなんて想ってらんないよね! という人も ブログタイトルに偽りあり! と思った人も クリックしてチョーダイませ。 にほんブログ村 スキーランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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