行ったことないローカルを偵察する
私、夏のスキー場へ行くのが好きだ。別に何をするわけでもなく草原の斜面を見上げてニヤニヤするだけなんだけど。笑スキーヤーにはそんな変態も多いだろう。山あいをドライブしててスキー場跡を見かけるとついつい吸い寄せられてしまう。また、滑ったことのない小さなローカルスキー場とかもドライブがてら偵察に行ったりする。去年の秋に行ったのが山形県の猿倉スキー場。リフト2本だけのちっぽけなファミリースキー場だ。ただ、噂によるとここには知る人ぞ知る伝説の急斜面があるという。伝説は本当なのか否か。それを確かめに行ったのだ。もし本当なら一度は挑戦しなければならない。血が騒ぐぜぃ。行ってみるとシーズンオフなのにお客さんがたくさんいる。ゲレンデに釣り堀があったりそりコースがあったりと親子連れでチョー賑わっている。レストランもちゃんと営業している。地元民の憩いの場所なんだろうか。で、そのほのぼのとしたゲレンデの奥に伝説の急斜面はあった。で~ん!う~む、確かに急だ。深雪になったら面白そうだし。なによりこのファミリースキー場でこの急斜面だと競争率は低そうだ。スペックを調べてみたら最大斜度37°平均25°となってる。深雪滑るには丁度いい。ただ、ちょっと短い。それだけが気がかりだけど滑ってみる価値は十分ありそうだ。ツチノコ伝説やネッシー伝説とは違い伝説の急斜面は確かにあったと見とどけ来たるシーズンへ思いを馳せたのだった。それから2ヶ月後の12月…いよいよシーズン初日を迎えようとした朝に心不全で入院し猿倉どころか蔵王へも夏油へもどこへも行けなくなってしまった。だがしかし、駄菓子菓子!スキーをこよなく愛する私は退院して間もなく猿倉へ行ってみたのだ。もちろん、滑れないけど。え? 何しにって?そりゃ、スキー場の空気に触れに。笑このスキー場、夏も賑わってたけど冬も混んでいた。駐車場は一杯。ファミリーゲレンデも親子連れで溢れている。へぇ~、うまいことニーズを捉えてる。親子で遊ぶレジャーとしてスキーはまだまだ生き残る余地があるな。そんなことを思いつつツボ足でゲレンデ奥へと向かった。おお! 雪の急斜面を見ると感慨もひとしおだ。てか、誰もいない。斜面下のソリゲレンデは賑わってるけど。あ、やっと一人滑ってきた。その程度。もう午後2時近くだと言うのにシュプールが少ない。どんだけ競争率低いのだ。この斜面に2時間ぐらい貼り付いて一人で荒らしまくりたい。笑私、4月に心臓のカテーテル手術を予定してる。それまで一応スキーは自粛だ。深雪の季節には間に合わないからこのバーンは、来シーズンの楽しみとして取っておこう。伝説の穴場を見つけただけでも今シーズンの成果とするか。と、親子連れで賑わう猿倉を後にしたのだった。そしたら、今シーズン私より一足先に猿倉で深雪を楽しんだ人がいた。その話は、またそのうち。家族で猿倉に行きたい人も伝説の斜面に挑戦したい人もクリックしてチョーダイませ。にほんブログ村スキーランキング