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北朝鮮に対する重油の肩代わり支援は許されない 10月23日
北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の核施設を無能力化する見返りとして受け取る重油100万トン相当のエネルギー支援のうち、日本が拉致問題を理由に支援を延期している20万トン相当(約170億円)分について、米政府が、オーストラリアなど複数の国に肩代わりしてもらう方向で最終調整していることが20日、わかった。これでは日本の対応がまったく意味のないところとなる。支援が、日本からオーストラリアなどに変わっただけではないか。北朝鮮から見れば希望する量がなんら変わったことにはならない。アメリカは同盟国日本をどこまで粗悪に扱う気なのだろうか。これが真の同盟国のあり方と言えようか。これで日本はアメリカに何度となく「こけ」にされたこととなる。オーストラリアなどの肩代わり支援は、日本政府の了解を取ったのだろうか。 了解を取ったものだとすれば、日本政府は自ら、拉致問題を放棄したと同様の結果を生むこととなる。日本政府はあくまでも肩代わり支援を断るべきであり、肩代わり支援国に対しては、肩代わり分については責任をもてない旨、通告すべきである。アメリカは6カ国会議を成功させるためには拉致問題を切り捨てる考えのようであるが、日本国民の多くは、これを許す気はない。もし肩代わり支援が実現したならば、今度こそアメリカに対し対抗措置を講じるべきである。同盟国である、アメリカに繰り返し繰り返し、このように見捨てられては、たまったものではない。さしあたりインド洋での給油支援は、6カ国会議の結果を見てから対応すべきである。もちろんアメリカ軍のグアム島移転費用、思いやり予算などの停止などを、通告すべきである。日本はアメリカとの同盟関係を真剣に考え直すときがきたことを、銘記すべきである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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