北朝鮮の核の脅威と日本の核武装 ４月８日
北朝鮮が発射した弾道ミサイルの最終落下地点は、北朝鮮が事前に２段目ブースターが落下すると通告した千葉・房総半島東方２１５０キロから２９５０キロの太平洋上のうち、最も日本列島に寄った海域だったことが７日、分かった。ミサイルを追尾した海上自衛隊イージス艦の情報と米軍情報などを基に、防衛省が分析を進めていた。この結果、今回のミサイルの飛行距離は、北朝鮮の舞水端里(ムスダンリ)にある発射施設から３２００キロ前後と見られる。
同省ではさらに詳しい解析を進めている。北朝鮮は国際常識から甚だしく悦脱した行為をした。これで北朝鮮はミサイル技術の殆どを自前でやれることとなった。あとは弾頭にプルとニューム爆弾を積載すれば、大抵の国を威嚇または攻撃できることとなる。日本は北朝鮮の直近にある。北朝鮮は経済制裁を受け日本を極端に憎んでいる。
日米同盟があるとはいえ、日本にとっては北朝鮮は恐るべき存在となったことは間違いない。世界で原爆の洗礼を受けたのは日本だけである。ことによると北朝鮮により第二の洗礼を受けるかもしれない。自民党の７日の役員連絡会で坂本剛二組織本部長が北朝鮮のミサイル発射に対し、日本も核保有すべきだと述べた。私も同感である。
坂本氏は「向こう（北朝鮮）は核を保有している。日本も『核を保有する』と言ってもいいのではないか」と述べ、国連脱退にも言及したという。坂本氏はその後、記者団に、「日本が核武装も国連脱退もできないことはわかっている。ただ、北朝鮮に強く臨むため、例え話をした」と説明した。私はたとえ話では済まされないと思う。この論理を現実化すべきである。
万一北朝鮮に核攻撃をされた場合、日本はどうすべきか考えるべきである。アメリカのオバマは、核を廃棄しようと国際社会に提案している。しかしながらこの話に北朝鮮が、乗るはずはない。私は坂本氏の主張のように日本も核兵器を保有しない限り、今後は日本の安全はありえないし、拉致問題の解決は、ますます遠いものとなる。私は断固として北朝鮮が核を廃棄しない限り日本も核兵器を持つべきであると思う。
