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北国からのこだま

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2010.04.11
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  解決が困難となった基地問題と鳩山総理の「命」の責任  4月11日   

 危機管理意識の極端に不足していると山政権はついに予想どおりとなった。沖縄の米軍普天間飛行場移設問題は、鳩山首相が公約する「5月末の決着」が10日、ほぼ絶望的となったという。政府がまとめた新たな移設案は実現可能性が低いとして、米側が実務者による協議入りを拒否し、日本側が同日、協議開催を当面断念する方針を固めたためだ。アメリカ側が協議開催を拒否するのは当然である。

 基地を分散するとか地元の了解を明確にしていない案にはアメリカ側が同調できないのは当たり前のことである。軍事基地と言うものは、戦略的見地から考えるものであって、ただの飛行場を設置するのとは意味合いが違う。日本政府は専門的知識が欠如しているとしか言いようがない。自衛隊の幹部でも入れて戦略的性質がから考えないと、この問題は解決しない。

 首相は国会で自民党総裁の質問に対し、基地問題には腹案があると言った。そして「命をかけてがんばる」とも言った。結果を見ると、何も解決していない。腹案はどこにあるのか、どこに命をかけたのか、判然としないのでは、首相としての責任を問われる大問題である。報道では移設問題は、対米、国内双方の調整が行き詰まり、打開のメドが立たない状態となった。鳩山首相の政治責任が厳しく問われるのは確実だ。

 岡田外相は10日夕、日米間の実務者協議について、「必ずなければいけないものではない。実務者同士でなくとも、移設案を詰めるやり方はある」と述べ、当面断念する考えを示した。神奈川県横須賀市内で記者団に語った。と報道されている。問題は日本の国家安全保障である。新政権は自分の国を守ってもらうのに、そこには、はじめから「熱意」が感じられない。新政権にはアメリカに守ってもらっているという意識がかなり不足しているように思われてならない。

 移設先に選ばれた沖縄県や徳之島では反発が日増しに強まっている。徳之島では、政府は関係自治体に移設の打診すら実現できていない。これでは、やる気があるのか疑わしい。日本政府はあくまでも国民の命と財産をアメリカ側に守ってもらうという精神が欠如している。熱心に動いているのは岡田外務大臣ばかりではないか。総理の「命をかける」という言葉はどうなったのか。

 この状態では、アメリカ側はあきれ返っているに違いない。新政権は「日本の国家安全保障」を重視しているのか、それとも軽視しているのか、全く不明である。このままでは、日本に安全は「お先真っ暗」であるといわざるを得ない。新政権では、日本は「お先真っ暗」である。私は日本の未来を憂えるものである。





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Last updated  2010.04.11 06:24:26
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