花＊花　きままな時間

朝から、バタバタと慌しく時間が過ぎ、リムジンバスの中で持参のおにぎりを昼食として食べる、親子。

雨は不吉な前触れのように…さらにさらに激しくなるのだ。

バスのチケットを購入する時に、今日は首都高がかなり混み合って2時間は覚悟してくださいということだった。

我々は、格安オープンチケットを利用するため、最終便までに到着すればよかった。

最初の予定では14時台の飛行機に乗れればいいと思っていたが、なるようになれ！と逆に開き直っていた。

首都高の渋滞はかなり激しく、バスが走り出して間もなく、ドライバーからアナウンスが。

「本日は、首都高が渋滞しているため、ルートをアクアライン経由に変更させていただきす」と！

「アクアライン！！！」

しょうやんが０歳の時に、一度、「海ボタル」というパーキングエリアに行ってみたくて、わざわざ用もないのに高い交通料を出費して行ったのだ。

それ以降、再び、我が家がその道を通ることがなかった、あの「アクアラインだ！！！」

最初は私の聴き間違い？

などと思っていたが、本当に、バスは東京方面とは反対の、木更津方面に走りだし、海上の橋を渡り始めるのだった。

雨と風が強くて、視界はあまり良くないけれど、興奮してしまった。

強風の為、ハンドルが風に取られている様子が、運転していない私にも感じられ、緊張もした。

ハプニングでルート変更になってしまったが、なんだかお徳な気分で、ブルーになっていた私の気持ちは再び急上昇するのであった。

バスは予想より早く、羽田空港に到着し、１５時過ぎには到着。

しょうやんと私は、再び気合いを入れて、チェックインカウンターに向かった。