新型インフルエンザ体験レポート
<前書き>さて、新型インフルエンザ体験談についてまとめてみようと思います。個人差もあるでしょうが、「新型」=未体験で恐ろしいというイメージが少しでも払拭できるお手伝いになれば、との思いからです。少々長文ですが、最後までお付き合いいただけるとうれしいです。<1.個人的経過>月曜日。仕事しながら顔がほてるのを感じる。多少の咳も。精神面ではまだダメージを受けず、仕事の効率を落とさないよう張り切る。(負けず嫌いの性格のせいもある)帰り道では足が重く、やばい、熱がでそう。夜、38.0℃。火曜日。夜中3時間おきに目が覚める。身体がばらばらで、自分じゃない感覚。楽な姿勢がみつからない。体温計を脇の左右で測るが、一日中何度測りなおしてもその温度差が異常。右38.8℃、左37.9℃という具合だ。食欲不振と吐き気、つわりのときのようだ。つまり骨盤がずれているのだ、きっと。夜寝る前に足湯をするが、汗も出ない。水曜日午後外来受診。熱のピークは過ぎ、右37.8℃、左37.0℃(温度差は相変わらず)「喉がそんなに腫れてないのに高熱がでるのはインフルエンザが疑われるから」と検査され、A型陽性反応。「季節性のインフルエンザは今流行してないから、新型でしょう」とのこと。診察でのどは痛くないと話したし、医師も腫れてないと言ったくせに、のどの炎症を抑える薬処方。(1)37.8℃でも飲む必要があるのか、解熱剤処方(2)タミフルとリレンザどちらがいい?と、2択を迫られ万一その場でリレンザ吸入させられても困るので「タミフル…」と言ってしまった「タミフル」処方(3)薬疹が出るという診察時の私の話を無視、この三点セット処方がおそらくこの病院で新型と確定したときの、マニュアルなのであろう。そして季節性ではなく新型だろうと限定することで、季節性のインフルエンザワクチンを接種可能だとするのだろう。院内のあちこちに「季節性インフルエンザのワクチン予約受付中」の張り紙がある。ああやっぱり病院とはビジネスなのだ。処方箋を受け取らずに帰宅。薬など飲まなくても自然と夜熱が下がってくる。寝る前に貧血で倒れたのはご愛嬌。木曜日夜中からじわじわと汗が出てくる。痰がでやすくなり、食欲も出てくる。体温の左右差は0.3℃ほどあるので、骨盤体操を教えてもらう。仰向けに寝て、つま先を立てる→太ももの裏を伸ばしたり、骨盤や鎖骨に気を入れたり…夜には平熱に。金曜日もう熱を測る気も失せるくらい楽になる。鼻だけが詰まっており、夜中口呼吸になって口腔内が乾き、喉に負担がくるのが困り物。それと気力もいまひとつかな。土曜日だらだらとした休日である。以下、鼻の通りがよくなったのが水曜日(発症10日め)、咳が完全に出なくなったのがさらに次の水曜日(発症17日め)。医師は、解熱後丸二日たてば、咳をしても他人にうつさない、と言っていたので、発症9日目から職場復帰している。さすがに体力が落ちた感じがあり、ペースを取り戻すのに時間が必要だった。感染力が強いのだろう、家族全員ほぼ同じ時期に発熱。<2.つらかったこと>正味二日間くらいは、家事全般が無理だった。でも乳飲み子やら食いしん坊やらを抱えているので、いかに手を抜いて腹を満たさせるか、その算段をつけることすら大変で、ダンナと私で、少しでも動けるほうが何とかするという状態。身体的にはだるさ、全身痛。でも急性期は二日間、一週間もすればなんとかなる。<3.杞憂に終わったこと>喘息持ちの小学生である長男、現在は年に数回(特に秋)発作が起きても、薬を使わず自宅で療養するのだが、発熱しても喘息発作には至らなかった。つまり、喘息の既往が必ずしも危険因子にはなるとは限らない。だけど、薬を飲んでないからかもしれない。1歳児と3歳児(当時)が保育園から我が家にもらってきた可能性が高いのだが、我が家ではチビほど症状が軽かった。つまり、低年齢ほど重篤になるとは限らない。<4.インフルエンザについての見解>私の周囲でよく聞く話、新型インフルエンザはコワい。喘息の子がかかると大変。子どもがかかるとおそろしい。マスクで予防。インフルエンザはこわいので今病院にある季節性のワクチンを打っておこう。消毒薬や、抗菌グッズをそろえておこう。マスコミに不安を煽られているような気もする。まず普段から食生活や睡眠、楽しい生活を心がけることを無視しては始まらない。そんなときに出会ったサイトがあり、信じる信じないはともかく、こういった考えがあることを知ることはバランス感覚を維持する上で無駄ではなかろうと、思われます。↓http://www.thinker-japan.sakura.ne.jp/dontvaccinated.html変なサイトじゃないので、よろしかったらぜひ。