2008/12/29(月)20:02
海角七号
1週間、台湾に。
行きの飛行機の中で「海角七号」という
台湾映画を観ました。
予告編
台湾の最南端県、屏東が舞台の映画で、
この秋、大ブームを起こしたと聞いてたので、
今回あか虫は、屏東に行くことですし、
これは観ておかなければ!と、さっそく鑑賞。
出てくる人は、台湾人、客家人、台湾原住民族、そして日本人。
いろいろな背景のある人々の愛の映画という感じです。
でも、それがテーマでもなく、暗くも重くもなく、
楽しい映画です。あ、中孝介もちょっと出てきます。
内容自体は、展開がちょっと急だったりベタだったりするから
台湾を知らない人には、あんまり面白くないかも~と思いますが、
一度でも行った事があれば、あのものすごく雑多な雰囲気や、
騒々しくて人懐っこい人々とかが、とても親近感がもてて
楽しく観られると思います。なかなか愛すべき映画でした。
※「海角七号」を知らない台湾人はモグリだそうで、
密入国者を見分けるために「海角七号の主演俳優の名前を
言ってみな」という質問をするくらいなんだって!
+
さてさて、台湾の町のショッピングセンターに行ってみると、
DVD屋では、棚一面に「海角七号」のコーナーが
出来ています。
パッケージが小包の形をしてるのは、
映画の中の重要な小道具だから。
終戦時、台湾から日本に引き揚げた日本人教師が、
現地の女子学生へ書き綴ったラブレターを、
60年たって本人の死後、教師の娘が見つけて、
まとめて日本から台湾のその住所に送るけど、
海角七号というのは日本統治下の住所で、
相手の名前も日本名で書かれてるので、なかなか届かない。
「現代」の屏東では、台湾人の男の子(台北での夢破れて
屏東に戻り、郵便配達をしてる)と日本人の女の子が
反発しあいながらも恋に落ちて…
とか、言う内容なのですが、
うちのシゴトバの子が、売り場のDVDを手にとって
「ふーん」と何気なく小包の差出人住所を見ると…
な、なんと!その子の実家の住所だったそうで、
ものすごくビックリ!
監督が、その日本人教師の娘の家を、
「日本人の知人の住所をまじえた架空の住所」に
設定したらしいのですが、いやいや、町名は実際にありまして、
番地が少し違うくらいで、現実的に、
ほとんど、この子の家のあたりだったのです!
ああ、びっくりした~(◎_◎)
でも、映画では「雪降る北国」の設定ですが、
この子の住所は、マンゴーのとれる南国宮崎なのです…
<台湾にっき つづく>