2008/07/05(土)01:18
あなたの石
今夜も眠れぬ私は、読書もしました。「あなたの石」関口尚作/集英社「石の花」という鉱物専門店でアルバイトをしている大学生の桜井修二が主人公なのですがその「石の花」というお店があるのが盛岡の紺屋町なのです。第一章 さよならの水晶「その女の子がうちの店にやってきたのは、冬真っ只中の二月のことだ‥」の書き出しで始まります。肌が透き通るように白い彼女に、修二は一目惚れするのよ第二章 とまどいの蛍第三章 思い出のアレキサンドライト盛岡の町並みが、そこここに登場するのでうれしくなりました。第三章では彼女の秘密があきらかになります。まあ、納得のハッピーエンドでしょうね石好きな私は、鉱物の名前やエピソードがおもしろく読めましたし女性たちの生き方というか前向きな姿勢に心打たれました。 そして修二が就職した印刷会社はおそらく私が以前パートで働いていた会社だと思うのですが‥違うかなあ‥ この作品は、題名を変えて集英社文庫で出版されています。「君に舞い降りる白」このタイトルでええんか~という感想です