死ぬまでにしたい10のこと
2003年に観た映画です。原題は「my life without me」(私のいない私の人生)タイトルの邦訳「死ぬまでにしたい10のこと」これのセンスはともかくいろいろなことを考えさせてくれた作品でした。 23歳のアンは、17歳で結婚、出産します。失業中の夫と、ふたりの娘とともに母親の家の裏にある、トレーラーハウスで暮らしています。貧しいながらも幸せな生活を送っていました。ところがある日、アンに余命2,3ヶ月という診断が下されます。アンは表通りで雨にうたれながら、自分は今確かに生きていることを実感します。そして、少しだけ泣いたあとこれから自分がやるべきことをコーヒーショップのテーブルで、ピンクのノートに書き記すのです‥アンは、決してやけにならず自分の余命がいくばくもないことを誰にも話しません。家族や友人たちのことを考えさらに自分が死ぬまでにやりたいこともひとつひとつ実行していきます。23歳の若さで死にゆくアンは家族や友人たちの幸せを願うと同時に自分自身も満ち足りた思いを胸に、死にたいと心から願うのです。 人は死と向き合ったとき、初めて自分自身について考えます。原題の「私のいない私の人生」 自分がいなくなっても周りの人が、幸せでいてくれることを願うってことなのかな‥? お隣に引っ越してきた女性が、独身であることを確認して夫や娘たちに引き合わせるところは泣けて泣けてしょうがなかった 私がいなくなっても、悲しまないでね人生は続いていくのだからそれが私の人生でもあるのだから‥