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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:読書
鉄塔が好きな子って結構いるんじゃないか、と昨日の日記に書いたらはるるさんが佐藤さとるの『ジュンとひみつの友だち』を教えてくださいました。そうそう! この秘密の友達って裏山(だっけ?)の鉄塔のことなんですよね。佐藤さとるさんの作品には、こういう「機械と親しい人」がよくでてくる気がします。赤んぼ大将タッチュンも機械と話せますし。どっちの作品も今は流通してないようで残念です。 今回ふいに思い出したけど、私も「鉄塔好き」だった時期がありました。私が育ったのは、山を切り開いて造成した段々畑のような団地。平地の田園地帯から団地の上のほうにかけて大きな坂道があって、その上を送電線が通っていました。特別な鉄塔があったのは、丘の上のロータリーのところ。ロータリーの中心には小山のように土が盛ってあって、そのてっぺんに大きな送電線が有刺鉄線に囲まれてそびえたってました。小山(?)の周囲を固めているブロック積みが自分の背よりもずっと高かったから、たぶん小学校低学年の頃です。 「この鉄塔は魔法の鉄塔で、ロータリーを何回か回って呪文を唱えると、すごいことがおこる」んだって思ってました。でも、その呪文も回る回数も、何がおこるかさえも「思い出せ」なくて。(もっと昔は知ってたのに)とぐるぐる回ってでたらめな呪文を唱えたり。学校の帰りや散歩のときには、必ず寄ってブロックに寄りかかったりよじのぼろうとしたりしてました。(有刺鉄線のとこまではのぼったことあり)......今まですっかり忘れてた。いつから興味なくなっちゃったのかな、私。 *「ジュンとひみつの友だち」で検索したらヒットしたサイト* 送電鉄塔WebRing こちらのサイトからたどりました。こ、こんなとこがあるとは! 「giggle」(http://banbi.pobox.ne.jp/) 『ジュンと~』の感想文が書かれたここの右端の蟻をクリックしてたどりつきました。 とてもきれいなサイト。 村上勉公式HP 原画が販売されています。かなり本気で欲しい。誰か買ってくれたらあきらめがつくかも。 【今日の一冊】 『ときどきの少年』(五味太郎/リブロポート) (リンク先は古本ぐりぜらです。リンク切れの場合は売り切れです。ご容赦ください。) 現在はブロンズ新社から復刊しています。(内容が同じかどうかは確認してません)五味太郎の自伝的エッセイ集。冒頭エッセイ「鉱石の熱」は鉱石ラジオに熱中する話です。耳にイヤホーンを差しこみ、電波を求めてうろうろと犬のように徘徊する少年たちのことを想像すると、うれしくなってしまう。 *おまけ(=トップ画像)* 磁界検知式鉱石ラジオです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.26 00:56:56
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