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カテゴリ:読書
昨日の「読み聞かせの会」で私と組んだ人が読んだ本です。印象派みたい...なんていうと絵に詳しい人から笑われるかな。くっきりした線がなくて、近くで見ると、ぼんやりした感じの絵なんです。遠くからみるとくっきりしてきますが。内容は、男の子が自転車を買ってもらって乗れるようになるまでの話で、特別な事件が起きるわけではありません。この子は ”兄さんたちは魔法の呪文を知っていて、それで自転車に乗れるんだ” と思っているのです。そして、自分も知らないうちにそれを唱えていたんだ、それで乗れるようになったんだって考えるのです。ちょっと詩的なお話でした。
正直いって(これ、子供にうけるのかな~)と思ってました。絵が独特だし、ストーリも起伏がないし。ところが、みんな集中して見てて、何人かの男の子は口をぽかんと開けてました(笑)。終わったあとも「自転車の話、よかったあ~」という声あり。へえ~意外。まだ自分たちが乗れるようになった時のことをリアルに覚えているから(ちなみに2年生です)話の世界に入りやすいのかな。 一緒に読んだ『がまんだがまんだうんちっち』みたいな、自分たちの生活そのままな話(笑い声もあがり、いちいち「はあ~大変そう」「パチンコ屋はいっちゃだめって」「うわ、ちくちく...」などと声もかかってかなりにぎやかでした。これはこれで楽しんだと思います。)よりも、かえって、詩的な絵本のほうが、心に残るものが大きいのかなとか考えさせられました。 【今日の一冊】 『ぼくこわくないもん』(イアン・ホワイブラウ /クリスティアン・バーミンガム 京都修学社 /英伝社 ) 『ぼくのもらったすごいやつ』は残念ながら品切れなので、同じ画家による絵本をご紹介します。「生まれて初めて、一人で親戚の農場に泊まったジョーは、動物たちが恐くてたまらない。でも、羊のお産を手伝ったことで、勇気と自信が涌いてくる。小さな男の子が、不安を乗り越え、成長する姿を描いた心暖まる絵本。[日販MARCより]」だそうです。読んでみようかな。(リンク先は楽天ブックスです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.21 22:31:23
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