リタイヤ犬の記事を読んでなんだか書いてみたくなった。我が家のわんにゃんたちの事情
我が家には1匹のワンコと1匹のニャンコがいます。ワンコの名前はバロン。4歳のアメリカン・コッカー・スパニエルです。バロンはパフ(毛並みが茶色っていうか、黄金色で光っています。)彼は2ヶ月の時、里子に出されました。ペットショップから買い求めた人が、子供さんの癒しの為に購入されたのに、その子供さんはまったく興味を示さず、バロンを虐めたそうです。その記憶が残ってるのかどうか・・彼は男の人を嫌います。徹底して嫌います。ただし・・犬好きの人、バロンの顔見知りの人、家族の男性軍(長男、次男は一緒に住んでなくて滅多に逢わないのに大好きです。)は別です。彼は甘えん坊で彼を可愛がってくれる人には絶対の信頼を見せます。彼は2002年の6月2日に突然・・我が家に降って沸いたように我が家にやってきました。あちこちに貰い手を捜してたらい回しにされてたバロンは、その日から自分の家をもったのです。だけど・・最初、犬を飼うことを嫌ってお父さんはバロンに冷たかった。新築の家で、しかも家の中に犬を入れることをお父さんは烈火のごとく怒りました。怒って、2,3日口も利きませんでした。そして、近くに住む父さんの両親も嫌がりました。だけど、心優しい犬の心に・・仕草に惹かれ・・今ではメロメロなお父さんに変わり、リビングの中に立派なゲージを買ってもらい暑さからも寒さからも蚊からも、お父さんが率先して守ってやっています。犬や猫と話をする!なんて技・・信じられませんが・・お父さんはワンコやニャンコと楽しそうに話をしています。仕事で疲れて帰っても・・玄関先で彼らに声をかけてるお父さんはとても優しい声を出しています。ニャンコを抱き上げ、ワンコの頭を撫で・・本当は人間の方が心を撫でて貰っているのかもしれません。バロンを我が家に連れてきてくださったMさんは出会うたびに「大切にして貰ってるんだね。いつも綺麗にしてもらってるんだね」と言います。腕白坊主のバロンは子供達が巣立った我が家の心の宝物なのです。彼の腕白ぶりは笑の元、彼の愛らしい仕草は笑顔の元なのです。ニャンコの名前はくぅちゃん。かれもまた・・捨て猫だったのです。広島市西区の草津漁港の端の方に・・他の兄弟と一緒に捨てられていました。雨や寒さで弱り、体中皮膚病になって弱っていたのをMさんという方が保護され、お医者様にかけて、コミニュティ紙で里親を募集していたのです。当時、マンションにすんでいましたので動物を飼うことはご法度!!それでも・・子供達と貰いに行きました。(苦笑)貰って来て、たった1週間で肺炎を起こし・・くうちゃんは死に掛かりました。くうちゃんを懐に抱き、初めて動物病院を行きました。動物を治療する先生の頼もしさ、そしてそれまで「たかだか動物のことでびょういんなんか!!」の意識が変わりました。「先生が絶対!命を助けてやる! 頑張って生きろ!! それにしてもお前!ガリガリだなぁ~♪」今でもガリガリは直りません。それでも5キロになりました。他の猫より大柄なんです。私が家にいる時間、彼らはいつも身近にいます。私がする行動の全てを知っています。犬のような頭の良いにゃんこ。猫のような甘えん坊のワンコ。彼らがもたらしてくれた心の平安は何ものにも代えがたいなのです。