15. 体の不調が5秒で改善カラダの不調が5秒で改善される方法- 日刊SPA!(2014年6月25日09時08分) 1分ではなんだか長い……でも5秒ならいつでもどこでも実践できる! そんな技を集めたのが当企画である。幅広い分野で“使える”裏技を集め、 効果が高いものをランキングにしてみた。 たかが5秒されど5秒、小さな積み重ねをコツコツ繰り返すことによって、 人生は好転へ向かうのである。 まずは実践あるのみ! ◆カラダの不調がたちまち5秒で改善される方法 サラリーマンなら誰もが肩こりや腰痛、眼精疲労 といったカラダの不調を抱えているもの。 我慢できるものだとしても、仕事のパフォーマンス低下を招き、 積もりに積もり、残業時間を増やす原因にも。 「カラダの不調は、整体で治しても付け焼き刃。 ほんの数秒、習慣化して取り入れるだけで改善されます」 と語るのは、ボディワーカーの藤本靖氏。 「耳ひっぱり体操」を世に広めた第一人者でもある。 「耳引っ張りは全身の不調を取り除くことに効果的。 緊張の原因が上司の言葉など耳から入った情報の場合、 緊張が耳の周辺から肩や首、全身へと伝わり、筋肉を硬くします。 そこで大元の耳を引っ張ることで筋肉の繫がりを介して 全身の緊張を緩めてあげるわけです」 やり方は背もたれに寄りかからず、真っすぐ楽な姿勢で座り、 親指と中指で耳の付け根を内側と外側から軽くつまむ。 そして、つまんだ耳を左右に引っ張るだけを5秒。 「決して強く引っ張らないでください。 カラダがほぐれてくるのを感じたらOKです」 全身の筋肉を緩められれば成功。 「肩こりにピンポイントで効かせるには 座ったまま両腕を真っすぐ上げてみてください。 コツは、ただ上げるのではなくワキの下を伸ばす。 ワキは普段伸ばされない箇所。 時々、5秒間ワキ伸ばしをすれば肩こりは解消されるでしょう」 ⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=628380 即効性はある。仕事中、肩が緊張したら意識的に取り入れたい。 さらに、肩こりの原因にもなるのが眼精疲労。 パソコンを使わないわけにもいかないが、 一休みする際にやってほしいのがこちらだ。 「目を閉じて、 まぶたの上から人さし指、中指、薬指の3本で眼球に5秒間軽く触れます。 眼球は少し動かす。すると、目の緊張を自然に和らげることができます」 ちなみに、せっかく目の疲れが改善したのだから、 パソコンの正しい向き合い方も知っておきたい。 「視野を広げる意識で、パソコンを凝視するのではなく、 景色の一つとして見てください。 慣れてくれば目の力が抜けてきます」 カラダの緊張は取れた。しかし、ストレスで胃腸もなんだか……。 「前屈みになり、息を吐きながら5秒間舌を突き出します。 舌を含む口は胃腸など消化器官の入り口で、ほぐしてあげることで 舌と繫がる胃腸がスッと楽になります」 最後は声の不調だ。 風邪ではなく、なんだか出しにくい際に使えるのが「5秒間ハミング」。 「鼻腔を広げることで声の通りが良くなります。 プレゼン前などに最適です。 それと鼻の通りも良くなりますから、 鼻がつまって集中できないときにもオススメです」 不調は5秒で自分で治す。 マッサージに行くのなら、まず5秒実践してからにしてほしい。 【仕事中感じる不調が取れる技BEST5】 1位「5秒、耳を引っ張る」⇒全身の緊張が解ける 2位「5秒、腕を上げてワキを伸ばす」⇒肩こりが楽になる 3位「まぶたに手を触れ5秒、眼球を動かす」⇒眼精疲労が改善される 4位「舌を5秒間、突き出す」⇒胃腸がスッキリする 5位「鼻腔に響くように5秒間ハミング」⇒声の通りが良くなる 【藤本靖氏】 ボディワーカー。疲れ解消のメソッドに詳しい。 著書に『1日1分であらゆる疲れがとれる耳ひっぱり』がある excite.ニュース -2013/11/22-(一部抜粋) 「耳ひっぱり」ワークのやり方を紹介しよう。 座ったままでも、立ったままでもOK。方法はいたってカンタン。 1)まず、背すじをのばし、視線を目の高さに向けて目を閉じる 2)中指を耳のくぼみに軽く入れ、親指は耳の後ろに添えて、 薬指と小指は耳の付け根あたりに軽く添える 3)ひじを横に張り、そのまま両耳を頭の側面からほんの2~3ミリ 浮かせるように、 気持ち斜め後ろへそっとひっぱる 4)静かに呼吸しながらしばらく続けていると、頭の中心(両耳の間)あたりに 小さな空間が感じられるようになる 5)頭の芯がすっきり、体もふわっとリラックス。気持ちも自然と穏やかに… 最初は1~2分程度を目標に。 慣れてくれば10秒程度で疲れがリセットできるとか。 1日に何回行っても大丈夫なので、疲れを感じたり、 集中したいのにできないときなど、 好きなタイミングでトライしよう。 その際に大切なのは、「メカニズム」をイメージしながら行うこと。 何も知らずにただ耳をひっぱるのでは効果半減。 ひっぱることで頭の芯の骨である「蝶形骨」が自由になり、 ふわっとした感覚が「横隔膜」まで伝わる様子を想像することで、 実際に体の中でその反応が起こりやすくなるのだという。 ●耳ひっぱりのメカニズム 耳をひっぱると、耳と頭の側面の間にすきまができ、 頭蓋骨と蝶形骨の間に少しだけ「あそび」が生まれる。 すると、蝶形骨がゆがみから解放され、頭の芯がふっと軽くなる。 蝶形骨がゆるむと、筋膜経由で横隔膜もゆるんと解放されて、 体が「ほっと安心する」のだそう。 |