民主党のマニフェストに書かれている高速道路無料化で、国民は賛成より反対がうわまっています。実際はどうなのでしょう?
国交省が2007年度に経済効果の試算していたようです。
国交省の国土技術政策総合研究所が、首都高速道路と阪神高速道路を除く高速道路を無料化した場合について行い、道路建設の費用対効果を判断する際に用いる走行時間短縮、燃料費などの削減、交通事故減少の三つを金額に換算して合計しているそうです。
一般道は交通量の減少で渋滞が減り、年にプラス4・8兆円の経済効果があり、反対に高速道路は渋滞が増加することなどからマイナス2・1兆円となり、差し引きでプラス2・7兆円の効果が見込まれるようです。
家計の負担減などによる波及的な効果もあわせた別の計算方法では、経済効果は年7・8兆円にも上るそうです。
一般道における渋滞が高速道路に代わり、渋滞によるCO2排出はそんなに変わらないかもしれません。ただフェリーやJRなどの公共交通機関が圧迫される事を考えると喜んでばかりもいられないし・・・。判断に困ってしまいます。
一部の混雑道路を除いた全ての路線で一斉に無料ではなく、せっかく作っても高速料が高いため利用されていない、もったいない道路で、JRも通っていず、フェリーにも縁がない所を高速道路から高規格道路に格下げして、徴収業務にかかる費用をカットしていったら如何でしょうか?一斉無料というといろんな問題が起こってくるし、といって4年後を見据えてマニフェスト通りにしたい民主党のも必死だろうし・・・。道路により考えていけばどちらも立つのではないでしょうか。