フセイン処刑のニュース
イラクのフセイン元大統領の処刑のニュースがありました。 安倍内閣は、これで安定した政治ができることを願う…とかいう、とぼけたコメントを出していた。 「東京裁判」を、「勝者が敗者を裁いたもの」だとか、「評価は後世の歴史家がきめる」だとかいう彼らのモノサシからいえば、非常にすばやい反応。小泉の空爆支持に続く。 「大量破壊兵器の所有、使用準備」について、当の米軍が「間違いだった」と認めているのに、まだ空爆を反省しない。 クラスター爆弾や劣化ウラン弾の処理費用を、ちゃんと米軍に「民事請求」もせず、新しい基地をつくるのに「思いやり予算」(通常でも2000億円/年ほど)を追加する。 (ミサイルは、古くなって処分するのに、生産コストの何倍もかかるから、廃棄するよりどこかで使用して爆発させたほうが得。湾岸戦争のとき、ガソリンに1円/Lの「協力税」を上乗せして国民全体に協力させたこともある。)湾岸戦争はまだ石油の利権がからんだが、アフガン戦争なんかは旧兵器の在庫一掃と新兵器のデモみたいなもん。 米軍は、日本に兵よりカネを出してもらったほうが得。(指揮系統が複雑な多国籍軍より、単独で戦って、下請けだけポチにしてもらうほうがもうかる) 改憲派の「愛国」って、完全にバカにされたものだという内容を、本人たちが気づいてるのかどうか。