TPP 「延長協議」で「合意」狙ってるぞ。
8月の合意が流れ、 勝負の9月協議は「延長」がきまり、個々の「譲歩案」もチラホラ報道されている。「TPP閣僚会合 交渉正念場に」 NHKニュース10月3日 6時55分【TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、日程を延長して3日目となり、焦点のバイオ医薬品の開発データの保護期間などを巡って大詰めの交渉が続いており、大筋合意を目指す交渉は正念場を迎えています。・・・】元が「密室協定」だから、どこまでの報道が正しいのかわからないが、報道機関が「目玉だと思ってる項目だけ」の報道だろう。自動車の関税やら、農産物やら、バイオ医薬品の特許権など。これは「業界が話題にしてるから」世間の話題になっているだけで、TPP 本筋の問題に触れない姿勢に変わりない。「安保関連法」疲れで、運動ができないんじゃないんだろうか?「このへん」から勉強してほしい。(ネットワーク)(ちなみに、8月も9月も「沈黙」を続けた「赤旗日曜版」は、今回の号も、スルーだった。 安保法案だったら、延長国会で戦う局面だぞ。)なんども言うが、TPPで本当に困るのは、「労働力しか持たないプロレタリアート」であって、自営農家じゃない。(さいきんは、ブランド農産品を高く売る農家が「成長」を見込んでいるから、 農業後継者自身は、TPPでも「チャンス」ととらえていたりする。 安物を大量生産する大産地の経営者が困るだけ。)自動車の関税なんて、たいした問題でなく、トヨタのように現地生産してたら関係ない。「自動車連合」などは、関税が撤廃されたら、国産車の輸出が伸びて、自分たちの雇用がよくなると思っているのか、思わされているのか知らないが、むしろ、国内の自動車を「安く生産するため」に、「安い労働力」を獲得しようとして、 「輸入労働力」や「社会保障なしワーキングプア」によって失われる「マトモな労働環境」のほうが問題だぞ。・・と、労働者に団結を呼びかける労働者階級がいなければ、日本も「貧困大国」の道まっしぐら・・になる。