「格差」でなく、「搾取」じゃないのか?
参院選のポスターなどでも、よくみる。「格差社会」について。労働者の暮らしはなぜ貧困なのか?19世紀のマルクスが、指摘したのは、労働者が、唯一の財産である自らの労働力を「商品」として市場に提供する際に、資本家(あるいは地主)に「搾取」されていること。単に、「格差」と言ったら、給与等の差そのものの問題に終わってしまう。(横綱と平幕の「差」なんかまで、全て「格差」になっちゃうぞ? 一般的には。)マルクスが労働者に呼びかけたのは、「格差」でなく、「搾取」をなくそう! だったはず。 これを曲解して「一生懸命働いた者も怠けた者も『平等』というから社会主義は発展しない」とかいう奴が21世紀になっても絶えない。労働者どうしで「格差」を語っても、(非正規社員と正規社員。零細企業と大企業。公務員と民間。高齢者の年金より収入が少ないというワーキングプア・・)弱者どうし、足の引っ張りあいをしてては、「搾取する側」への追及にならん。(アベが、「官製賃上げ」をチラつかせたら期待してしまうのが、(当然のごとく財界は冷ややかだが) 「ストライキ」が死語になっちゃった、日本の現実。)「労働者諸君、勉強せんとアホになるぞ。」って、柴又の寅さんも言いそうな・・。 ・・・東京なら、アホでなく、バカか。