ストップ　!!　「第二迷信」

　プロ野球もオールスター戦を終えて、優勝争いが白熱…といっても、プレーオフがあるから、３位でも優勝可能。

　さいきん、球場の名前が「スポンサー名」になって、いったいどこにあるんだ？というものも多い。

　「グリーンスタジアム神戸」が、「ヤフーＢＢスタジアム」になったかと思ったら、
こんどは、「福岡ドーム」のほうがソフトバンクの本拠地になって、「ヤフードーム」

「大阪ドーム」が「京セラドーム」
「西武ドーム」が「インボイス」から「グッドウィル」へ。

　かつて、野球チームをもつ会社は時代の「花形産業」だった。

　映画の盛んな時代は映画会社のチーム。「東映」「大映」「松竹」
　　（「まずーい、もう一杯！」の八名信夫さんは、東映の俳優の前、東映の野球選手だった）
　高速道路が広がる前は鉄道会社のチーム。「国鉄」「近鉄」「南海」「西鉄」「阪急」（阪神、西武は現存。鉄道よりも他で儲けてるようなもんだけど）

いま、やたらとカタカナのチームが多い。
バブルの象徴が「オリックス」
不況に強い食品は、「ロッテ」に「ヤクルト」「日本ハム」

　（こうして見ると、日本の「成長」を支えてきたと豪語する自動車や家電、鉄鋼って、野球に冷たいねー。東洋工業～現マツダが、地元球団の経営難のときに資本参加した広島カープぐらいなもん？　サッカーやラグビーは熱心みたいだけど）

　で、いまどき流行のＩＴ関連が「ソフトバンク」。
ここのスポンサーが「楽天」

　メジャーリーグでは、「その時代の産業」が、「チームを持つステイタス」で順繰りに球団の買収を行う（ＮＹヤンキースも何度もオーナーが変わってる）けれど、日本では「コマーシャル付属物」。企業名が付いてないのは横浜と広島だけ（「東洋」は現在、企業名でない）

次に「身売り」する球団がどこか知らないけれど、
いまの「看板」を見てたら、

チームが、楽天やヤフーの「オークション」に出されたり、
選手を、グッドウィルやフルキャストの「派遣」で集めたり、
…というのが、冗談に思えなくなってしまう。

（オリックスが選手をリースするぞ…というのは、単純に笑えるネタだったけど）