カテゴリ:これでいいの? 教育の行方
さっそく問題を解いてみた。
とりあえずは、地理A。いきなり、最初の問題で疑問。(いちゃもん?) 「東京から見て真西」にある場所。を選ぶ。 たとえば春分の日没に、「真西」を見れば、とうぜん、水平線に沈む「太陽」(東京から水平線は見えないが)がある。 地球は丸いんだから、「真西」の方向(たとえばレーザーを水平に発射するとき)は、「宇宙空間」を通って太陽にむかう。(地球は回っているから、その時々で方向は変わるが) 出題者としては、 「東京から弾道ミサイルを真西に発射したときの着弾点の候補」というイメージなんだろうが、(正解がCだということは) 普通、民間人がGPSを使って旅客機に「西に1万km」とセットしたら、メルカトル図法の左方向に(緯度を維持しながら)進んで、Bに向かう。(探検家が北極星や方位磁石を使って西を目指しても) (目的地をセットして、最短距離を飛ぶならば、地球の周囲で「円弧」を描いて飛ぶんだろうが) 入試センターの出題者にとって、「GPS」や「方位磁石」より、「弾道ミサイル」のほうが「自然に西を目指す手段」なんだろうか? (湾岸戦争のときに、某宗教団体が「クウェートの方向に手かざし」を行ったというが、 「どっち」を向けて手をかざしたんだろう? 手かざしのパワーは重力で曲がるのか…) ※「正距方位図法」でみれば 東京から真西がインドで真東がハワイの方向になります… (このへんが、受験生の立場と、気楽に見る立場の違いですが、受験会場で突っ込みはできんな~ 「空気」を読めば、「小学生ならまっすぐ左に進むだろうが、高校生なら地球が丸いことは知ってるから、北半球ではだんだん南に曲がるぐらい理解できてるだろう」という意図はうかがえる。でも、それは、中学生のレベルじゃない?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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