ストップ !! 「第二迷信」

2008/02/20(水)22:26

見えてたのに避けられんのか? 高性能イージス艦

平和のこと(80)

 前回の続報。  漁船に衝突したイージス艦は、漁船の灯火を直前に見ていたけれど、回避できなかった。 というニュース。  前に紹介しましたが、海上(空中も)では「右側通行」が原則。  左に赤、右に青(緑)の信号灯を点けていれば、「どっちむき」なのか、遠くからでもわかる。  「あたご」側から「緑が見えた」というから、いわゆる「左側通行」ですれ違いの状態。(遠くから見えてれば両方見えた?)  ただし、大きなイージス艦から見れば、小さな漁船は「右に見えた」のだろうが、 漁船から見れば、イージス艦は「正面から向かってくる」巨艦。とっさに右に舵を切るのは正しい行動。                   自動車免許をとるときに(更新のときにも)、必ず言われる。「ハンドルでかわそうとせず、いつでも止まれる用意を。」  でかい船で止まれないなら、「大名行列」(あるいは、チンチン電車)みたいに、「先走り」が安全確保するとか。  「見えてるのにかわせない」となると、なおさら「漁船型自爆兵器」の攻撃が効果的だ、と世界中に広告したことになる。 【千葉・野島崎沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」が衝突した事故で、衝突前、あたごが清徳丸を右舷側に見てほぼ真向かいに行き会う状態で接近した可能性があることが関係者の証言などで分かった。海上衝突予防法では原則、「行会い船」は双方が面舵(おもかじ)(右舵)で針路を右に転じることを義務付けているが、あたごは後進をかけ減速しただけで面舵は切らなかった。横須賀海上保安部などは、あたごの回避動作が不適切だった可能性が高いとみて調べている。  海自などの調べでは、あたご乗組員は衝突の2分前、右に清徳丸右舷の緑の灯火を視認。1分後、灯火がスピードを上げ動いたため船と確認し、全力の後進をかけたが1分後に衝突した。  乗組員が左舷の赤の灯火ではなく右舷の緑の灯火を見たと説明していることや、清徳丸の僚船船長が「ほぼ正面から向かってきた」と証言していることなどから、両船が行き会う状態で接近した可能性がある。  海上衝突予防法14条は、2隻が行き会う場合、双方が針路を右に転じて衝突を回避するよう義務付けている。また同法15条では、2隻の進路が横切る場合、右側に他船を見る船が、面舵などで回避する義務がある。】毎日jp  しかし、  【元艦長は「地平線の関係で約15キロまで船影は見える。天候が良ければ、船の灯火も見える」という。気づくのが遅れるケースとしては(1)明かりがついていなかった(2)明かりを見落とした(3)他の漁船の動きに気を取られ気づくのが遅れた--が考えられるという。】  「水平線」ですが…

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る