カテゴリ:環境のこと
洞爺湖サミットを前にして、いろんなことが言われている。
とりあえず、 「日本が世界に先駆けて、温室効果ガス・二酸化炭素の削減をする」 だけならば、手段は簡単である。 幸か不幸か、日本は、化石燃料資源が少なく、ほとんど輸入に頼っている。 ならば、(大胆発言で) 「輸入量を1割減らせば、それを燃やしてできる二酸化炭素も1割減る」 単純な理屈。 (当然、原料や燃料として入ってくるもの以外に、「工業製品」「穀物」なんてのも、エネルギーの塊ではある。貨物船や飛行機の燃料だって、同じ。出港するときに給油する量が限られたら、とうぜん、便を減らさなくちゃならないが) 15年前に、コメの不作で外国米を緊急輸入したことがある。 結局「タイ米」の評判が悪くて、大量に売れ残り、鶏のエサになった。 1000万t/年の生産量のうち、1割や2割減ったとしても、「期限切れ廃棄食品」が1000万tあるような国で、「緊急輸入しなけりゃ飢え死にする」ようなことはありえない。 (あるとしたら、生産量の問題でなく、社会の問題) 石油だって、はじめから「これだけしかない」と分かってれば、 上手にやりくりするしかない。 (どうやってやりくりするかが、行政の腕の見せ所) ケツに火がつけば、キューバの真似ぐらいできるはず。 原油高騰の原因が、需給バランス以上に「投機マネー」の影響が大きいというが、 「これだけしか買わないよ」ということが判ってれば、投機の側としても「うまみ」がなくなるんじゃ?
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