ストップ !! 「第二迷信」

2009/07/11(土)13:15

似~メラーの言葉

迷信のこと(65)

 若者が、「星占い」に人生を託していた。 科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。  オッサンが「大安、仏滅、友引…」で行事の日取りを決めていた。 科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。  オバチャンが「水子のタタリ」を気にしていた。 科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。  視聴者が「占い師」の言うことを真に受けていた。 科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。  世の中がカルトに支配されそうになった。 私は声を上げたが、もう遅かった。 そんなことにならんように。   (選挙のときだけ、カルト集団を批判しても、マインドコントロールの根は断てない。)  マルチン・ニーメラー牧師の詩より。  ナチ党が共産主義を攻撃したとき、 私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。  ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。 私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。  ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。 私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。  ナチ党はついに教会を攻撃した。 私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。

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