2009/07/11(土)13:15
似~メラーの言葉
若者が、「星占い」に人生を託していた。
科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。
オッサンが「大安、仏滅、友引…」で行事の日取りを決めていた。
科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。
オバチャンが「水子のタタリ」を気にしていた。
科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。
視聴者が「占い師」の言うことを真に受けていた。
科学的根拠がないのは知っていたが、私は何も言わなかった。
世の中がカルトに支配されそうになった。
私は声を上げたが、もう遅かった。
そんなことにならんように。
(選挙のときだけ、カルト集団を批判しても、マインドコントロールの根は断てない。)
マルチン・ニーメラー牧師の詩より。
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、
私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。