2009/08/15(土)10:12
累進課税
さらに「TV討論」続き。
麻生首相自身の「財源」は、消費税増税。
これに対し、共産党志位委員長や、社民党福島党首が
「高額所得者や法人の累進課税を、減税前に戻す」ことを言うと、
「法人税率を上げると、企業が税金の安い国に逃げ出す」
から、消費税しかないんだと。
そんな「愛国心」のない企業はどこなんだ? 名乗り出てみろよ。
だいたい、「法人税率」だけヨーロッパなみを言うなら、
「社会保障負担」も、習ってもらわねば。
労働者が保険料半額負担。さらに窓口負担3割負担なんて国はない。
(ふつうは8割程が企業負担で、労働者は受診時の負担なし。日本でも70年代は十割給付だった)
「派遣切り」で雇用調整して、健康保険も厚生年金もかけず、
「安上がり」の労働費に支えられた「国際競争力」って、嘘だろう。
「値段が高くても売れる」のがメイドインジャパンだ、って誇りがないのか?
フランスのルノーは、「そういう負担」をしながら、日本の日産自動車を買収したし、
日産の海外法人は、「そういう負担」をしながらヨーロッパ市場で競っている。
(フランス人も注目する日産の電気自動車『リーフ』yahooニュース)
国民新党綿貫代表が「根本は税制度の問題だ」というのをうけて、
消費税の意義が「直間比率」の「是正」であったことを思い出した(?)首相。
「比率」の問題(直接税から間接税に「取り先」をシフト)だと、
「新たな財源」にはならない、 ということなんだが・・・。
(じっさい、消費税5%に上がっても、直接税の減税で差し引き「国の予算」には回ってない)