カテゴリ:迷信のこと
またか、という事件が後を絶たない。
「霊能力者」に賠償命令=テレビにも出演-名古屋地裁(2011/4/14時事通信) 【霊感商法で多額の支払いを強いられたとして、名古屋市の50代女性が、霊能力者としてテレビ番組にも出演していた下ヨシ子氏らを相手に約960万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(堀内照美裁判長)は13日、下氏ら4人と宗教法人肥後修験遍照院(熊本市)に約610万円の支払いを命じた。 堀内裁判長は、下氏らの行為について「女性を不安に陥れたり、畏怖させたりする行為で違法」と判断した。 判決によると、下氏らは「守護霊を体内に入れないと不幸になる」などと女性の不安をあおり、儀式費用などの名目で2002~08年に計約530万円を支払わせた。】 530万円の支払いに対して960万円の損害賠償「など」請求は、不安や畏怖の精神的苦痛が大きいということだろう。 テレビ出演が、(ただの歌手やスポーツでなく)「霊能者」扱いなのだったら、 当然に番組を作った局は責任をかぶるべきだと思う。 制作費の安くあがるバラエティで安易に視聴率を狙う局が多いのも困ったもんだ。 「民事」だけの問題だったら、テレビで知名度をあげた利益のうちから530万円支払ってもたいしたことにならない。違法なら、脅迫行為で刑事告発するなりしなければ、被害者はいくらでも続く。 (「ヤミ金」が、民事だけで規制できないのと同じ) ただ、「何をしないと成仏できない」といってお金を集める人たちは、エセ宗教以前に多い。 むしろ、「マナー本」などで「相場」をつくっている商業主義の延長だろう。 (生活困窮者が「35万円がなくて寺に納骨できない」・・ を当たり前に思うようではいかんぞ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月17日 22時18分31秒
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