2007/01/08(月)12:30
春日大社初詣と松柏美術館
朝から、雪が吹雪いている。
私とオジさんが交代で窓から外をのぞいては「まだ吹雪いてるよ。」
やっとそれでも計画通りに奈良の春日大社と松柏美術館へ出発したのはAM.11時。
本来神社には日の昇る時間の午前中にお参りするべしなのに。
今年も夢家ではマアー固いこといわんでもええやん
本来なら午前中にというのを大きくはずしてる上にまずは松柏美術館で観たい企画展の徳岡神泉展を見る。
12年前に徳岡神泉の大きな展覧会を見た。
少数の作品はその後も何度も見ているが、神泉展という企画展と言うまとまった展覧会は久しぶりだったし、松柏美術館も始めてだっだのですごく期待して行ってきた。
こじんまりとしたプライベート美術館だから、期待してたほどの作品点数はなかったが、静かでゆっくり楽しませてもらえた。
西方寺の『蓮池』は散華を思わせるものがありとってもよかったわ。
いつ観てもほんまに描き込みすぎずに省略された画面のなんともいえない存在感には圧倒される。
オジさんも、『蓮池』といつもの『薄』がよかったと私と同じ感想だった。
松柏美術館を出てその後春日大社の初詣に。
オジさんは車をなるべく春日大社の近くのパーキングに入れようとしたが、カーナビのPが大社近くは赤(満車)
最後の青いPは東大寺大仏殿への参詣道の手前。
私の鶴の一声でそこに駐車して歩いて春日大社へ。
その頃にはすっかり雪も上がり気持ちがいいくらいの日が差してきて、歩いて15分くらいの参詣道には鹿さんもいっぱいいてよかった。
鹿さんたちは食べるものが少ない冬だから参詣者から煎餅をもらおうと挨拶をする。
私はこんにちはの挨拶かと思ってたが、『おせんべください』と頭をちょこんと下げてるようだ。
春日大社で猪の土鈴を頂き帰ることにしたら、参道脇に『本年の厄年』が貼ってある、よく観ればオジさん今年本厄だそうな。
物を知らない我々は男の本厄は42歳(41歳)で終わりと思っていた。
男女とも厄年は二回ずつだと思っていた。
初めて三回ずつなんだと知りました。
そこで厄払いをして頂こうと祈祷所に行こうとして、二人とも足がぴたりと止まった。
一番小さい??祈祷で5千円それから1万円、3万円、5万円、、、、。
オジさん「ここでしなくても他でもいいんじゃない??」
私「そうよね!!いつも厄年のお参りは立木さんヤンね!!」
二人して直ぐ金額で気が変わる俗物です。
そこで帰ろうとしたら、オジさんが「僕一回二月堂に行ってみたいなあーー!!」と言う。
私は目が点になってしまった。
前にも同じことを言うので連れて行って二月堂から「東大寺のシビが見えるねえー!!」て言ったじゃないと言うと「いや、それは僕じゃない他の人と行ったんだよ。」と言う。
もう行った方が早いと4時過ぎてる二月堂参詣道を急ぐ。
日が暮れ始めてるから急いでるのに、「鹿さんに煎餅を買ってあげて!!」と私は言って煎餅を買ってしまった。
すると、たちまち鹿に囲まれお尻は頭突きされるしコートは咥えて引っ張られるし終いには太ももまでかまれて、、、やっとお煎餅をあげて「もうお終い!!」と言うや否や鹿さんあっという間に散っていった。
本間によう知ってるてるなあーーー
オジさんなんか「煎餅屋さんの煎餅に手を??付けヘンのはよう躾てるなあーーーー!!」ばっかり。
二月堂からは夕日の中に山々が見えて東大寺のシビが見えた。
また行ってないと言われたらあかんからと証拠写真をパチリ。
二月堂から東大寺の方へ帰る途中の土塀の道で「そうだわ!!ここで水彩画を描いてはるご主人と筆を洗ったりして手伝ってはる奥さんとお話したじゃない!!」と言うと「それ、別の人と来た時でしょ!!」
オジさん本間にアルツかもしれない
帰りにお寿司を頂いて帰ってきました。
久しぶりの奈良の初詣でした。
多謝合掌