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あけびーのあたまんなか

あけびーのあたまんなか

ぐる2:我思う故に我在り

 ここのプロフィールに好きな言葉で「我思う故に我在り。」っと書いたのですが、実は他に浮かばなかったのでこの言葉にしました(笑)。この言葉は「近代哲学の父」デカルトの言葉です。この言葉について今日は少し語りたいと思います。

 かの有名なニュートンは言ったそうです、「全ての質点に関する情報を与えてくれれば全ての動きを予測することができる」と。私たち人間も元を正すと全て、元素記号で表せる物質です。物質は核とその周りをまわる電子とで構成されています。物質や電子など運動は色々な物理の法則であらわすことが出来ます。だとすると、無機質な物質の塊である人間も物理の法則であらわせる。即ち、ニュートンではないが動きを「予測することができる。」ということになります。でもここまで聞いて「あれ?」って思いませんか?「私は私の意思で動いているぞ。」って思いませんか?右手を挙げようって思えばあげられる。誰かに言われたわけじゃないけど。でもまあ、意思っていうのもどこまで自分で考えたことだかって私は思いますよ。例えば良い例が混んでいる駅のホームあなたは、空いているところを選んでなるべく早く行こうと思っている。自分で空いているところを選んで。でも、この行動って水の流れに似ていませんか?低いところへ勝手に流れていく。でも、もちろん水には意思なんかない。水滴一滴一滴が低いところを探しているわけではない。ただ、物理法則(宇宙の法則)にのっとって進むだけ…。自分は自分の意志で動いたつもりかも知れないけど、それは物理法則となんら変わらないのです。
 全ての運動が決まっているなら(全てが運命づけられているのなら)何の努力も意味は無い。って思いませんか?でも、実際そうだろうか。デカルトもそんな心境だったのかもしれない。疑わしいものすべてを排除していった。万物に通じる真実を知るために…。そしてデカルトの至った結論「我思う故に我在り。」色々考えたけど、それでもこんなことぐるぐる考えている自分を否定することは出来るだろうか?いやできない。っと思ったのだと思います。
 ちなみに、私の大学での専攻は物理でした。今の生活には全然役に立っていないけど。私が物理をやろうって思ったのは、絶対的に揺るがない真実(本当のこと)を知りたかったから。でも、実は得意科目は哲学と音楽でした(笑)。物理学者は何度も実験を繰り返し宇宙の法則を見つけようとする。哲学者は何度も自分に問い返し宇宙の法則を見つけようとする。芸術家は創造力で一気に私たちを宇宙へ誘う。
 ちなみに物理と聞くと普通「難しい」と思うみたいですが、実際難しいですが(ついていけなかったし…。(爆))、実はみんなが思うほど大したことは判っていない。本当にわからないことのが多いのが科学の世界。だから、なんだかんだ言ったって人間は月より向こうには行けないし、光より速い乗り物もできないのです。だから、ニュートンがなんと言おうと私たち人間はただの物質のかたまりじゃなくて、意思があり、魂があるから生きているのだと思います。魂があるから生きているなら、魂だけの状態になった幽霊なるものもあるのかもしれません。実際私は昔、結構霊感あったしね。(2005/7/28)
 
 ここまで何人読んでくれました?読んでくれた人ありがとう!感想をください。


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