『ターミナル』 素敵なトム・ハンクス
監督スティーブン・スピルバーグキャストトム・ハンクスゼタ=ジョーンズスタンリー・トゥッチチー・マクブライドデイエゴ・ルナ 或る日、ビクター・ナボルスキーは東ヨーロッパの小国クラコウジアから大切な用件をもってニューヨークへ行くためにJFK空港へ到着しました折悪しくその日に祖国ではクーデターが発生パスポートが無効ということでアメリカへの入国を拒否され崩壊した国へ帰ることも不可能ですお金もなく言葉もわからず最悪の状態で空港に留まっているしかありませんわたしなら怒ったり嘆いたり自暴自棄になったり落ち込んだりしそうですがビクターは何故かピーナッツの缶をひとつ大切そうに持っていますそして一日一日を前向きに生き入国出来る日を待っています空港の隅に寝る場所を作り小ぎれいに整えて彼自身も身体を洗い髭を剃り清潔にしています一大事な困りきった状況に一度は大慌てしましたが余裕を取り戻し希望を失わず誰かが困っていると助けようと自然と手が出ていくようなあたたかなキャラクターでしかも何か滑稽ですトム・ハンクスのユーモアのセンスが暗くなりそうなこの映画を何時ものように楽しくして救っています空港で働く様々な人々の仕事ぶりたくさんの人種の人々が通過するターミナルの様子を興味深く見ている間に映画は進みビクターの誠実な人間性によって友達が出来てきます空港に留め置かれるのは一日かと思ったのに数週間、数ヶ月と過ぎて行きます Lite is waiting (人生は待つこと)スピルバーグ監督はこのことを言いたかったように思えます長い人生です時には待つことも有ってもいいかな生きるっていいことだなぁ! と思えた映画です