詩と映画と日記

2006/06/14(水)19:51

明日の記憶 観てきました

明日への記憶 原作 荻原浩 監督 堤幸彦 音楽 大島ミチル 出演 渡辺謙     樋口可南子    吹石一恵    及川光博     香川照之     渡辺えり子     大滝秀治  渡辺謙さんは17年前に 「急性骨髄性白血病」を発病 闘病、克服された経験があり 原作を読んでぜひ映画にということで 仕事に乗って張り切っているビジネスマンから 病気が進行して刻々と変化していく表情を 謙さんならではのメリハリの利いた演技で 観客を引き込みます 及川光博は、歌手だとばかり思っていましたが 病名を告げる辛い立場の医者を演じて とても好感が持てました  樋口可南子は、健気な妻を 明るく強く、とてもやさしく演じて 大滝秀治の陶芸家と共に  この映画の救いです そして音楽がよかったです 劇場が明るくならないうちに 席を立つ人がなかったのは珍しいですが 映画の余韻と共に、エンディングの音楽の 素晴しかったせいだと感じました ハッピー・エンドは有り得ないと 覚悟はして見ましたが もう若くない私は身につまされて やっぱり辛すぎました 今の日本では 65才以上の13人にひとりが認知症を発病 そのうちの半数がアルツハイマー病と 言われていますが 高齢者の割合が増えるにつれて もっと増えることも予想されます この映画の医療監修をされた 東京都老人総合研究所参事研究員の本間昭さんが 認知症は病気ですから 出来るだけ早く医療機関にかかり きちんと診断、治療を受けること アルツハイマー病は軽い段階で治療を始めれば 穏やかに経過することが多い とおっしゃっています おかしいと思ったら 恥ずかしがって手遅れになったりしないように 病院に行こうと思いました

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