|
カテゴリ:テレビ番組
録画したものをやっと見ることが出来た。 第二話よりもさらに面白く感じた。いや別に戸田恵梨香の顔芸だけでおなかいっぱいとかそういうことではなくてですね。ストーリーとアイディアがよく生きていたからだ。 毎回このレベルのクオリティを保持してくれるのならば実にありがたい。 憑依による殺人というアイディアは、まあハリウッドのホラー映画にもよくあることだし、この部分をつついてみてもしかたない。しかし、最後の瀬文(加瀬亮)による「憑依先からは遠くは離れられない」という説明では矛盾が生じることにもなる。 「じゃ最初の憑依はどうやったんだ?ガソリンスタンドの店員や巡査や学校校長にはどうやって?」という疑問が出てしまうからだ。最初は「ずいぶんとイージーなところで手を抜いてんなぁ」と思ったが違っていた。録画したものをよーくと見てみると、なんと警視庁の前で標的にされた林巡査がニセモノの女托鉢僧の前に立ち止ったシーン、そのすぐ後ろを殺人犯の大学助手の林が通り過ぎているのである。さらにほかのシーンを繰り返しチェックしてみると、たとえば女子校の前にもこの大学助手は出没しており、おそらくは交差点で出勤中のガソリンスタンド店員とすれ違ったのもこの大学助手なのだろう。要するにこの大学助手は常に憑依する人間のすぐそばに身をひそめていたということなのだろう。 これならば、瀬文の説明と当麻(戸田恵梨香)救出の方法も間違いではないということになるわけだ。これに気づいたときには「ずいぶんと大掛かりというか細かな伏線張りをしたものだ」とヘンな感心をしてしまった。やはりネットによる情報交換であるとか録画時代にも耐えうるようなドラマを作るというのは並大抵のことではないのかもしれない。 女托鉢僧(ニセモノ)を演じているのは、おおつか麗衣というスターダスト所属のタレントの人。京都の出身でこの回の方言指導も兼ねているらしい。なるほど、適材適所とはこのことか。 餃子屋で城田優が口にした映画のタイトルについてだが、どうやら「コヤニスカッツィ」らしい。もう誰もこんな映画のことなんて知らないだろうに(笑) 「情報は操作される」の典型的な例として映画のタイトルを出すんなら、アルゴアの「不都合な真実」でよかったのではないのか? でも、それでは今度はTBS的には拙いことになってしまうからか出せなかったのかとか深読みしてしまった。 それにしても「コヤニスカッツィ」なんて古いもの持ち出してきたなぁ。この(ドキュメント)映画(のビデオ)については自分はイヤな記憶しか残ってないのだが。 いろいろと調べてみたら、なんとDVDで日本語版が発売されていた。 楽天でも買えるとかねぇ。これも時代だよなぁ。 【セール特価】コヤニスカッツィ キャスト情報 ウィキペディアに記載のない方々 久保和明(ガソリンスタンドのバイク客) 森富士夫(女子高の校長) 山浦 栄(中山和紀教授) 上山竜司(警察官) 牧野ステテコ(ヘアサロンの客) 三輪麻未(ヘアサロンの店員)※エンドロールでは「三輪麻美」になっているが、正しくは(芸名としては)三輪麻未。本人のブログ記事あり SPEC 04 丁の回へ 関連記事 SPEC 02 乙の回 SPEC 01 甲の回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年12月05日 23時55分49秒
コメント(0) | コメントを書く
[テレビ番組] カテゴリの最新記事
|