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テーマ:気になったニュース(30419)
カテゴリ:プレスリリース
味の素株式会社は、1回の採血でさまざまな疾患リスクを評価する検査として展開している「アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)」に50歳以上を対象とする「現在認知機能が低下している可能性」の評価項目を追加し、2020年10月下旬よりサービス提供 というニュースリリースを2020年10月6日に発表しています。 認知症の前段階と考えられている軽度認知障害(MCI)ではいくつかの血中アミノ酸が減少しているということから、アミノ酸バランスを測定することによって軽度認知障害をスクリーニングしようという試みです。 写真は上記のプレスリリースより引用しました。 医療用の検査として薬価申請を行っていないので、健康診断の際にこれを採用している施設で測定してもらうことになります。価格は脳疾患リスク、糖尿病リスク、必須アミノ酸のレベルも分析して2万円ぐらいになります。 偽陽性率、偽陰性率が明らかにされていませんので、この検査によって軽度認知障害と診断することはできません。軽度認知障害の確定診断および分類は下の表の様に行われますが、心証検査のようなものはありません。 「認知症疾患治療ガイドライン2010」より引用 さらに質問表による検査やバイオマーカーの検査、CT検査などが行われます。CT検査などはどちらかというと認知症ではないことの確認を目的として行われています。 で、このスクリーニングで要再検査と指示された場合にはどうすればいいのでしょうか。 一応廻りの人に自分がボケていないかを確認して、ちょっと口ごもられるようであれば認知外来で検査を受けた方がいいかもしれません。残念ながら、軽度認知障害に対してスパッと効果を示す薬剤は今のところありません。脳トレのゲームをやっていた方がましかもしれません。 今日読んだ本 プラセボを食品として売ろうとしている人がいたんだ。 精神科領域ではちょっと薬を買えてみましょうとプラセボを飲ませたら、症状が改善するのではと私は思っています。また、薬物離脱プログラムにも有用性があるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月28日 15時16分17秒
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