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テーマ:新型コロナウイルス(10878)
カテゴリ:プレスリリース
琉球大学は2020年11月6日に他の適用で承認済みの薬物のCOVID-19に対する効果を横浜市立大学などと共同で医師主導治験を開始することをプレスリリースしました。
選択された薬剤はコルヒチンです。抗炎症剤の一つで、痛風の治療に用いられていましたが、現在は他の抗炎症剤に取って代わられています。 コルヒチンと聞いて、痛風でコルヒチンを使用しているひとは結構多いと思っていたので、使っていた人とそうでない人におけるCOVID-19の入院期間が短くなっていることが疫学的な調査で判明したので、実際に第Ⅲ相試験を行うのかと思いましたが、コルヒチンはあまり使われなくなっていました。 中等症では肺炎と酸素吸入の両方を行われている人と酸素吸入が行われていない人がいます。 抗ウイルス剤は軽症から中等度で酸素吸入が行われている患者には抗ウイルス剤としてアビガンが使われています。酸素吸入を受けている中等度の患者ではこうういるすざいのレムでシビルと抗炎症剤のデキサメタゾンが使われています。 軽症から酸素吸入が行われていない患者にも抗炎症剤を用いて重症化を防ぐ仮説が成り立ちます。琉球大学は COVID-19 でも重症化のリスクが高い糖尿病合併冠動脈疾患患者のコホート研究から、慢性炎症亢進と心血管イベント発生が関連すること、炎症反応の亢進した冠動脈疾患患者でのコルヒチンの内皮機能改善作用を確認しており、2 型糖尿病合併冠動脈疾患患者を対象として、2017 年から心血管イベントの抑制効果を検証する医師主導治験を実施しています。 この知見に基づいてコルヒチンを用いたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施することに決めたそうです。 対象症例:入院中の中等症、軽症でも重症化因子を有するCOVID-19患者 投与方法:コルヒチン初日 1.5mg またはプラセボ、翌日から 0.5mg またはプラセボを 1 日 1 回 4 週間経口投与 評価項目:高感度 CRP を指標にした炎症反応亢進抑制作用 治験開始日:2021年1月 治験終了日:2021年5月 これ以上の詳しい情報は今のところ治験情報として登録されていないので、よく分かりません。 コルヒチンは琉球大学によると 低用量でも抗炎症作用を有し家族性地中海熱患者などで長期投与の安全性も担保されている。ということです。 今日読んだ本 前作のクロコーチで、黒河内の部下であったキャリア刑事の新家が警察を辞めて議員として登場。ピカレスクロマンとしては相手側の悪が強すぎるので、やけくそみたいになっていたのが少しましになるかもしれません。これからに期待。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月09日 13時36分53秒
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