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表題の測定は保険適用されています。
さらにその測定値をスマートフォンで見るソフトも2021年2月10日より無料でダウンロードできるようになりました。このソフトを使えば現在のグルコース値や直近8時間の血糖変動(血糖トレンド)がスマートフォンに表示されます。 今までの自己血糖測定は人差し指に針を刺して1滴の血液から測定するものでした。食前血糖値のチェックや、覚醒時血糖値チェック、食後血糖値をピンポイントに測定することはできましたが、経時的な推移はその時間ごとに針を刺せば可能ですが、針も測定器に血液を流す機器も使い捨てですので、保険適用外になってしまいます。 持続的に血糖値を測定できるのは「FreeStyle リブレ」で、保険適用されています。測定装置なので、Amazonや楽天などのE-コマースで購入可能です。 で 本題です。プレジデントに掲載されている「16時間はなにも食べるな」最新医学が勧めるプチ断食の3大効能 「空腹」こそ長寿と健康のカギだった。 これは「空腹」こそ最強の薬という青木厚氏の著書を自分で紹介している記事です。 「空腹」(断食?)の効果として3つの科学的根拠が示されています。 ①内臓の働きを復活させ、活性酸素の害から体を守る それとは別に 医学界では、空腹(断食)と健康に関する研究がさかんに進められ、その結果、断食が体重や体脂肪の減少につながること、そして、糖尿病、悪性腫瘍(がん)、心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)、神経変性疾患(アルツハイマー型認知症やパーキンソン病など)などの予防に効果があることが分かってきました。と記載されています。 これは本に当たってから文句をいうべきでしょうが、漫画に使ってしまって、オリジナルを買うお金がなくなっているので、この広告記事だけの情報で文句をいいます。 この手の本で嫌なのは仮説が事実であるかのように記載してあることです。(最近その話ばかりやで)臨床試験が行われていたとしても、その仮説はその臨床試験で事実である確率が高まっただけです。最近の臨床試験では結論のところに、「更なる試験が必要である」とか、「今回の試験ではバイアスの存在を否定でいない。」ときちんと書いてあります。二重盲検比較試験をメタアナリシスした文献でも後者の記載がある場合があります。 そのような文献(引用文献は多分本文に書いてあると思いますが、)を参考にして「効果があることがわかってきました。」と本にするのは、きらいやなぁと思います。 オートファジーに関しても、細胞が非常事態に働く仕組みを解明したのが、2016年に、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受けた理由です。非常事態であることは何らかの無理をしている可能性があるので、本当にオートファジーをおこすこと(この場合は断食)に副作用がないかどうかは確かめられていません。 しかも、発生する時間は16時間と言い切っています。これは細胞実験でもばらつくはずですから、仮説検証の立場から言えば、「嘘つき」あるいはわかりやすい言葉で素人を騙していることになります。 この研究が悪性腫瘍の特効薬注1)のとっかかりになるのであればもっとどうしたらよいかを考えるのですが健康法に関してですので、あまり、触手が動きません。ただ、この文章を書く前に持続血糖値の測定を出したのは16時間の断食を生活習慣をつけた場合に、どれぐらい血糖値が変化するかは金さえあれば実施可能な試験です。 印税でやってくれないかなあ。英文論文になりますよ。 注1)悪性腫瘍の治療としては、悪性腫瘍は新しい血管を作って回りから栄養をとって整腸するのだから、この新しい血管を作れ無くすれば悪性腫瘍の薬になるのではないかという仮説に関しては、多くの化合物が挑戦しましたが、腫瘍血管の血管新生だけを阻害することはできず、試験管では腫瘍細胞の血管新生を止めましたが、動物に投与すると、多分肺毛細血管に影響を与えて窒息死するため、動物の壁を越えることができず、40年たって、抗体医薬が成功しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月26日 12時23分16秒
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