★西原理恵子の「しょうがない…」
先週の「エチカの鏡」は西原理恵子特集だった。日頃、この番組は見ないのだが、さいばらファンの私としては、見逃すわけにはいかない…感動が売りのこの番組(だよね♪)のゲストに、西原はぴったりかも彼女はマイナス条件ばっかり(と思える)人生を、自力で切り拓いて来た人だもんね。番組のなかで彼女の口から、「しょうがない」という言葉が何回となく出てきた。「現実は変わらないからしょうがないっすよ。」 自分の生まれた環境が貧しいのも、父親がのんべえなのも、母親が離婚して、新しくきた父親がギャンブル好きなのも、その父親が借金地獄で自殺したのが、ちょうど西原の大学受験の当日で、結局、受験が出来なかったのも…、「しょうがないけれど、 しょうがないは、なんとかなるってことですよ」 その後、なんとか必死で頑張って、漫画家として自立できて、運命的な巡りあわせで出会った男は、結婚してみたら強度のアルコール依存症で…、このときばかりは、しょうがないでは解決できなくて、お酒で荒れ狂う男から幼い2人の子どもを守るため、やむなく離婚!・・・語られる内容は、大方、西原作品に描かれていることで、ファンには周知の事実ではあるけれど、実際に本人の口から語られると別の迫力がつく。「アルコール依存症は病気なんです。 怠け者でも何でもないんです! 家族で治すのは不可能。ガンと同じで専門医に見せるべきです」2年前の西原トークライブでも訴えたその言葉は、西原が今後も伝えたい主張であると思う。。仕事人としてのポリシーは、「いちばん前に行く事、何かがあるまで絶対に帰らない。」「五体満足で仕事があるんですよ。これで文句を言うのはバチが当ります。」 相変わらずすごいよなぁ~、サイバラは。「しょうがない」は諦めではなく、 そこから頑張れる言葉なのだとキモに銘じて・・・