ここではない何処か~旅について
こんばんわ☆ひろみ@旅帰りです。本当なら、逗子の丘トレイルのネタをアップしたいのですが、少し旅の話を。 京都に金曜の午後から旅立ちました。青春○○切符なので8時間弱の電車の旅。往復だと16時間、うーん、我ながら素晴らしい♪行きは「さまよう刃」と「海のふた」という文庫本を。4冊、古本屋で購入して持って行きました。「さまよう刃」は映画化されたものですが、まだ映画は観ていません。ですが、分厚い文庫本なだけにとても考えさせられる内容のものでした。また、この話はブログでも後々、書いてみたいと思います。人を裁く、という事。今の法律のあり方、少年法について、被疑者と被害者について。重たい内容でした。ラストについては、今でも消化不良な自分もいます。 「海のふた」はよしもと ばななさんの本。大好きな作家さんだけに、わかりやすく淡々として、挿絵が素晴らしくキレイなゆったりとした本でした。スローフード、を思わせる内容でしたね。帰りには「クライマーズ ハイ」を。もう一度、読んだ本だったのでさら読みで終らせました。「守護天使」は次の旅の時に読もうと思います。これは、バケでデブな中年オヤジが主人公のラブ・コメディー。冒頭から笑えました。旅には、本も欠かせません。 いろんな疲れが溜まると、どこか遠くに行きたくなります。自分の事を誰も知らないところ、です。逃避行なのか、冒険心なのか、今でもよくわかりませんが、ある種の病気で多分、一生治らないのだと思ってます。知らないところに行くのは、体力も気力も使うし、もちろんお金だって使います。そして、何よりもまた、ここに帰ってこなくてはならない。でも、それでも、ここではない何処かに行くというだけで、わくわくします。やっぱり病気です。旅をしている間はひどく落ち着かない事もあります。下手すりゃ、誰とも会話しない事だってあります。だから、旅をしている間のひろみは無口です。そして、知らない景色と風景と、通り過ぎる人を見ながら、いろんな事をただぼんやり考えています。今回の旅で一番考えたのは、好きなものについて、です。ただ好きなことを、好きだからやるという事。そう、いつだってシンプルだった。おやまもランもトレイルランも、旅行も京都も仏像もお洒落も、ただ好きだからやってきた。好きなものに、いろんな飾りや言い訳は要らない。そして、好きなものと自分との距離はずうっと変わらない。自分が、それを嫌いにならないかぎり。 最近、またトレイルランを楽しいなぁって思えるようになりました。走れるトレイル、そして走るトレイルレース、もう楽しめないんじゃないかと思ってました。夏場、本当に今年は登山に徹しました。その反動もあるのかもしれませんが、最近は原点の鎌倉の丘を走るようになって、やっぱりトレイルランって楽しいと思いながら、走っています。そう、楽しかったからやり始めた。あの頃を、ふと思い出しました。ひろみはトレイルランも、好きなんです。 京都のレースも楽しかったなー、来年も出ようと思います。関西レースは知り合いもいなくて、ぶっちゃけ気楽です。知り合いの多いレースは、どことなく苦手。 旅をして、今回は無心になれる瞬間が多くて、きっと気持ちが安定してるからだろうなと思います。ひろみにとっては、すこぶるいい状態です。旅から学ぶ事、もらう事もとても多いです。だから、旅は止められません。マザーグースの童話に「木曜日に生まれた子どもは旅に出る~」というものがあります。まさに、ひろみは木曜日生まれ。これからも、よき旅をし、旅でいろんな事を見て、考えていきたいと思います。ちゃんとしたアップは、またいずれ書くとして。